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一生ケガもなく、病気もせずに健康で、長生きできたらいいなと思いまませんか?
しかし、それでも思わないところでケガをしたり、体の調子を崩したり、風邪もひきます。あるいはもっと深刻な病気にかかることもあります。そんな時に必要になってくるのが医療です。ら
しかしここで少し疑問に思うのが、どの程度のケガや病気で薬を飲み、医者に行けばいいのだろうか?ちょっとした病気でもすぐに医者に駆けつた方がいいのか?大したことないと自己判断し、自力で治すのか?どう判断するかは、もちろん病気のタイプによりますが。
医療へむやみに依存しないためにも、医療について、薬について、医者について少し知っておいた方いいでしょう。
さもないと、命を助けてくれるはずの医療が、逆に寿命を縮めることになりかねません。
病気のカテゴリー
病気には以下の3つのカテゴリーに分けることができます。
- 薬、医者の手助けがなくても治る病気。
- 薬、医者の手助けが必要とする病気、医療の世話にならないと治らない病気。
- 薬、医療の世話になっても治らない病気。
本来、2のタイプの病気こそ医者の世話になりたいもの。しかし、1のタイプのようにちょっとした病気で病院に駆けつけたりする人がいます。
下手に医者にかかったことで、治る病気が逆に治らないこともあるのではと思います。体に合わない薬、過剰摂取による副作用で体調をもっと悪化させる場合。薬を飲めば治ると思って安心しきって、根本的な原因を取り除こうとしないため、何度もぶり返す場合。
神頼みではありませんが、「医者の言うことを聞きさえすれば治る、薬を飲みさえすれば治る」と思う姿勢はどうかなと思います。
かといって、放っておいたがために病気が悪化したり、ガンなどの深刻な病気を見落としたりするかもしれません。
しかし最終的には「病気は自分で治す!」と思う気持ちを持つことが大事です。薬は万能薬ではない。
医者は自分自身が病気になったわけではないので、患者の病気を数分の診察で理解できるとは到底思えません。自分が主導権を握る、医者は相談相手だと思っていた方がいいでしょう。
私は自分の病気と10年以上付き合ってきて、何度も痛い目にあいました。その経験で学んだことをまとめると次の3つになります。
- 医者の言うことは鵜呑みにしない。疑いを持つことが大事、医者の言うことが必ずしも正しいとは限らない。
- 薬はむやみに飲まない。薬は多かれ少なかれ、副作用がある。
- 自分の体は自分で守る。人はあなたほど自分の体を心配してくれない。
最終決断するのは自分です。他の人に自分の命を委ねるのは緊急か、自分に意識がない時、あるいは自分では手の施しようがない時ぐらいです。それ以外は自力で治そうとしましょう。
薬になるべく頼らない
妙薬になる薬、毒になる薬
薬はそもそも人工的に作られた化学薬品。どの薬も副作用が伴うものですが、それでもどうしても使わないといけない場合もあります。喘息発作、アレルギー発作などが起きて、そのまま放っておくと死に至る場合は一分一秒を争います。
そのような状況では、命を助けるために薬は必要となります。
しかし薬の説明書を読めばわかると思いますが、副作用があることを明記してあります。一種類でもそうなら、数種類の薬を同時に服用する場合は薬の相互作用もあって、さらに及ぼす影響が複雑になってきます。
よっぽどの事がない限りは、薬の服用によって逆に病気を引き起こすことを考えると、そっちのリスクをとるのを躊躇しませんか?
自分で治せそうなら安易に薬に頼らずに、自然治癒力で治す方がいい気がしませんか?
医原病
「医原病」とは医者にかかったがために、あるいは医者から処方された薬を飲んだがために、逆に違う病気を引き起こす、あるいはもらってくる場合です。
「薬害」という言葉よく耳にしませんか?
有名なのでサリドマイド薬害事件、薬害エイズ事件、薬害肝炎などがメディアなどで報道されているので知っていると思います。最近では安全と言われていた子宮頸ガンのワクチンで、亡くなった例も出ています。
安易に薬を飲むのは危険。命に関わる副作用を伴うリスクがあると認識してください。
最近ではもうないと思いますが、注射針の使いまわしでB型肝炎ウィルス、C型肝炎ウィルスに感染してしまったこともよく聞きます。
中国に「エイズ村」と呼ばれる村がある
採血、輸血などを通して血液のずさんな管理のために、エイズに感染する人たちが多く住んでいる村のことを指します。自分の血を売ることで生活の足しにしていた村人の人たちが、不衛生な採血方法のせいでエイズに感染したためです。このケースは今の日本ではないですが、一昔までは似たような事があったわけです。
これから先は薬や注射針による薬害ではなく、違う形の薬害が起きてくるかと思います。技術の進歩で新しい治療法が出てきますが、それらがどれだけ安全化は20年、30年経たないとわかりません。
医療に関わることはリスクを伴うことはわかってもらえましたか?
自分自身も本当のところは知りませんが、東南アジアに旅行するにあたって抗マラリア剤を飲んだのが原因で、B型肝炎が発症したのだと思っています。
旅行から帰ってきてから体調がおかしい、疲れやすいと感じていました。しばらく放っておいたけど、一向に良くならないどころか倦怠感が増すばかり。血液検査してもらったところ、GPTが3800!とんでもない結果がでました。
証拠がないので、本当のところはわかりません。しかしただの偶然とは思えないのです。
薬は毒、できるなら飲まない方がいい
薬は毒だと何度も言っていますが、時には緊急を要する場合は仕方がない。あるいは短期間だけ使用するならリスクを抑えられます。しかし、薬を飲めば症状が緩和されるため頼り切って、病気の根本的な原因を治さない。そして薬を長い期間飲み続けるとどうなるか?
効き目がなくなるため、飲む回数、量も増えたりします。薬が及ぼす副作用で何かしらの害をもたらします。胃腸を壊したり、ガンになったり。
医者から指示された量と期間を守るのならまだしも、逆に薬に依存してしまうとそれこそ麻薬と同じで中毒になってしまいます。
薬を飲む前に良く考えましょう。
ちょっとした風邪なら、薬を飲む代わりに、体を温める、休息をとる、栄養を摂るなどして免疫力をあげて自力で治すスタンスでいましょう。
その他の軽い病気も体の不調も、すぐには薬に頼らないこと。病気は生活習慣、環境の変化などが原因でひき起こるもの。その原因を取り除くことと、免疫力を上げることに力を注ぎましょう。
医者になるべく頼らない
患者はお客さん
製薬会社、病院にとって患者はお客さんです。病院は患者が来なければお金が入ってきません。病人が薬を買ってくれなければ、製薬会社は儲かりません。
医者にかかって、いつも疑問に思っていることがいくつかあります。
- たいした事がない病気でも、念のためと言ってやらされる検査。
- 「本当に必要なのか?」と思うぐらい、たくさんの薬を処方される。
- 飲んでも効かず、何度も違う薬を処方される。
- 安全な治療法を選ぶというより、高価な治療を勧められる。
- 新しい薬、治療法を提案され、実験台にされている気がする。
過去に何度も痛い目にあいました。今こうして生きているのが不思議なくらいです。もちろん、中には医療のおかげで、助かっている部分もあるのは否定できません。こんな事言ったら失礼かもしれませんが、患者に簡単に死なれる、あるいは治ってもらってはお金が入ってこないので困るのではと思ってしまいます。
一生薬を飲み続けてもらった方が、製薬会社が儲かるはずですから。もちろん生命に関わる薬を除いてはですけど。
必要もない物やサービスを売るセールスと同じような気がします。
このような医者を信用などできません。本当に患者のことを考えているのか疑問です。
医者の名誉にも言いますが、全ての医者が悪者と言っているのではありません。患者のことを真剣に考える、善良な医者もいるはずです。
商品を買うときと同じです、勧められた治療法を選ぶか選ばないかは、私たちが判断することです。
いい医者ほど薬を使わない
医者の力量を測る1つの判断材料として、薬の処方の仕方を見るのも手です。薬の副作用を知っているのにもかかわらず、たくさんの薬を出す医者はどうかなと。出す薬を最小限に抑えて、自然治癒力を高めるアドバイスを勧める。または生活習慣の改善を患者に勧めてあげる方が、体の負担が少ないはずです。
しかし、医者はどうしてか症状を抑える薬を出す人が多いように思います。薬をもらえれば私たち患者が喜ぶのだからかもしれません。あるいはとりあえず薬を出せば、何かあっても自分は一応医者としての役目を果たしたからと、非を責められないためかもしれません。
私が慢性肝炎を発症した当初は、倦怠感など症状が原因で医者に診てもらいました。その医者は私に痛み止めなど数種類の薬を処方してくれました。しかし、一週間飲み続けても何も変わりませんでした。これはおかしいと思い、血液検査をお願いしたら、GOTが「3800」というとんでもない結果!
一週間も飲み続けた薬はその間、肝臓をもっと傷つけていたわけです。初めから薬を何種類も飲ませる前に、ちゃんと検査し、原因を突き止めてから診断をくだしてほしかったです。そしてその後に治療方法を決めても良かったかなと思います。
医者の言うことは参考までに
医者に診てもらうとき、私たちは一般的に弱い立場にいます。医者と患者は上下関係でできているため、医者が主導権を握ってしまいます。しかしそれでは医者の思う通りの治療を受けてしまうことに。
医者の出す治療方法が常に正しいとは限りません。むやみに信じきるのではなく、医者が出すのはアドバイスであり、自分自身が最終的に判断し決めることです。
そのためにも知識をつけること。さもないと無知が原因で寿命を縮めることになりかねません。
あなたが何か電気製品を買うとき、いろいろな商品を見比べてから買いませんか?お店の人のセールス文句を鵜呑みにしますか?お店の人もお店にとって、都合のいい商品を買って欲しいものです。
病院も同じです。診察はサービス、薬は商品だと思えば、受け入れる前に本当に自分にあった治療法なのか、判断する必要があります。そのためにも情報収集し、全ての情報を元に医者に質問するべきです。
- 薬の副作用は?
- 服用期間は?
- 治療期間は?
- 他に治療方法はないのか?
- 命を落とすリスクは?
- 治る見込みはあるのか?
仕入れた情報、医者のアドバイスはあくまで参考。医者は自分が治療を受けるわけではありません。他人にとって良い選択肢が自分にとって良いとは限りません。
すべては自分の頭で考える事です。そうすれば何があっても、他人のせいにはしません。後悔もしません。
医者は信用していいのか?
ここまで「薬を飲むな!医者は疑ってかかれ!」と言っていますが、私みたいに慢性肝炎にかかっている事とガン再発防止のためにも、どうしても病院は避けられません。医者から処方されている肝炎ウィルスを抑える薬を飲んでいます。どんなに免疫力を高めても肝炎ウィルスは繁殖します。これだけは止められません。
定期的な血液検査と一年に一度のMRI検査はきちんと守っています。ここまでは肝炎の炎症とガンの早期発見が目的で医者の言うとおりに行っています。
薬ももう十年以上飲んでいますが、副作用はありません。ここまでは医者の言うことは正しいと判断し受け入れています。
しかしこれらの治療法と検査以外にも医者のアドバイスはありました。自分自身が肝臓ガンを摘出してからしばらく、医者から肝移植を勧められました。その方が生存率が高いとか言われ、移植専門の医者も紹介されました。
ガンの切除手術をした後は肝臓は再生され、肝硬変一歩手前と言われていた肝臓がほぼ正常に戻っているのにもかかわらずです。
いろいろネットで調べたり、いろいろな人に聞いたりした結果、肝移植は最終手段としてとっておいた方がいいと判断しました。
今のうちにした方がいいとか言っていますが、大きな手術ですよ。手術に失敗したり、体が拒絶反応起こしたりしたら、命を落とします。実際、私の知り合いに肝移植して、たった一年で亡くなった人がいます。
うまくいったとしても一生飲まされる免疫抑制剤のせいで、体の免疫力が落ちます。違う病気をもらってくるリスクが高くなります。
正直、このときは医者を疑いました。本当にこの医者は自分のことを考えて言っているのか?
メリット、デメリットなどの詳しい説明もなしです。完全に病院の点数稼ぎ。病院あるいは医者の利益になるとしか思えません。
違う医者の変えようかと思いましたが、私が住んでいるところは大都市ではありません。他に専門の医者がいません。仕方がなく今でも同じ医者を使っています。
しかし今では医者のことを完全には信用していません。それでも薬の処方箋と検査は必要ですので、医者に反抗せずに付き合っています。
しかし言いたいことははっきり言うようになりました。あれこれ質問するようにもなりました。医者は「私のことが信用できないのですか?」と聞かれます。それでも「そうではなく、患者も説明を受ける権利はあります。納得した上で、アドバイスを受け入れます。自分の命が関わっていますので。」とはっきり言います。
医者は100%信用しないようにしています。疑ってかかり、医者と対等の立場で話すよう心がけています。さもないと向こうのやりやすい、都合の良い治療を強いられます。
まとめ
薬がいかに怖いか。医者とどう付き合うべきか。どうして病気はできれば自分で治す方がいいのか。自分の体験を元に書きました。
まだ若いのにこれだけのことを悟ってしまいました。慢性肝炎、肝臓ガンといった病気にかかり、医者と薬のお世話になっています。それでも痛い目にあっていることも多いし、医者の言うことがおかしいと思うときも頻繁にあります。
一歩間違えたら、私はこの世にいなかったかもしれません。実際に選択の間違いで命を落とした人を何人も見ています。
この先歳をとればもっと、病院に行く回数が増えるでしょう。できればこれ以上、医療のお世話にならない、あるいは最小限に抑えられようにしたいです。そのためにもこのサイトに書いてある「健康を手に入れる方法」を実行し、歳をとっても健康でいられるように努力しましょう。