免疫力とは

WhiteBlood私たちが風邪をひいていたり、体がだるかったり、疲れやすいときなど体が不調のときは免疫力が下がっているからです。

では免疫ってどういうこと?

免疫はさまざまな病気から体を守る

私たちの体はいろいろな種類の細胞からできていますが、細胞がガン化したり外からばい菌、ウィルス、アレルギー物質などが体内に入ってきたりすると体が異物だと判断します。

そして免疫細胞がそれらの異物を攻撃し取り除くことで病気から身を守るのです。

免疫細胞は一度体内に侵入してきた異物を認識し次また入ってきたとき、すぐに反応し病気になる前に防御する働きもしています。

免疫は主に次のような役割を果たしています。

  • 感染の防御:体内に侵入してきたウィルスや病原菌などを排除し、感染しないよう体を守る。
  • 細胞組織の老化を防止:新陳代謝を活性化し、細胞組織の老化や破壊を防止。
  • 健康の維持:傷ついたり、疲れた細胞を修復。ケガや病気を治す。疲労回復。
  • 異物の識別:がん細胞、ウィルス、病原菌など異物を区別する能力。
  • 異物に対する抗体をつくる:ウィルスが一度侵入してきたら、体は抗体を作り、次に入ってきたときに2度と病気が発症しないようにします。

そもそも免疫細胞ってどんな細胞?

免疫の役割の主に果たしているのは白血球です。

この白血球は大きく分けて3つの免疫細胞から構成されています。

  • マクロファージ:全体のしめる量は5%で少ないが免疫システムの司令塔の役目をしていて、体内に異物が侵入してくると顆粒球とリンパ球に知らせます。自分自身も異物を丸ごと飲み込む機能も持っている。
  • 顆粒球:マクロファージから異物の侵入を知らされると飲み込んで退治します。その際、自身も死滅してしまいます。傷口にできた膿は顆粒球が異物と戦った後にできたものです。
  • リンパ球:マクロファージと顆粒球が主に処理するのは細菌などのサイズの大きな異物ですが、ウィルスや花粉などの小さな異物は処理するのはリンパ球の役目です。リンパ球はさらにいくつかの種類に分けられます。
    • ヘルパーT細胞:マクロファージからの外敵を知らされるとその情報をキラーT細胞とB細胞に知らせます。
      • キラーT細胞:ヘルパーT細胞に知らされると侵入してきた異物(抗原)を分解します。
      • B細胞:ヘルパーT細胞に知らされると抗体をつくって侵入してきた異物(抗原)を攻撃します。一部のB細胞は一度入って来た抗原の情報を記憶し、次また入って来たとき素早く抗体をつくって攻撃します。
    • ナチュラルキラー(NK)細胞:体内に常に発生しているガン細胞を見つけて退治するガン専門の免疫細胞。

免疫は自己防衛機能と再生機能の両方の機能を果たしています。免疫細胞が生命を維持するのにさまざまな働きをしている事がわかったと思います。

免疫力を高めることが健康を維持するキーポイント!

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