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怒りとは何か?怒りの連鎖が引き起こす負のスパイラル

bad_relationあなたの日常生活のさまざまな場面でイライラすることありませんか?

物にイライラすることもありますが、そもそも物に怒っても反応がないのでその怒りは時間とともにすぐに消滅します。イライラの主な理由は大抵が人間関係。

最初の怒りが発生してから次の怒りが生まれ、そのまま怒りが連鎖していきます。

社会人である場合は、職場で同僚に、上司に、お客さんにイライラすることから始まったとします。その怒りの感情はその人はどうするのか?憂さ晴らしに居酒屋に行って愚痴をこぼすならまだいい方でしょう。聞かされる方はもちろんたまりませんが。

そのイライラを家に持ち帰れば、ちょっとのことで家族に強くあたる。何か気に食わないことがあれば子供に怒鳴り散らす。妻も子供の勉強のことなので責められる。叱られた母親は子供の成績が悪いのは学校の先生、塾の先生のせいにして責める。

怒られた子供は学校に行けば、クラスメートの誰かをターゲットにしていじめでもするかもしれません。そのいじめにあった子供は家に持ちければ、また同じように親にあたる。イライラした親は会社に行けば同僚や部下がストレス発散の対象にして怒鳴る。

こんな感じで怒りが次々へと連鎖していきます。

無差別殺人の事件をニュースで報じられますが、犯人も何かに怒っているのでしょう。その対象がたまたま見知らぬ一般市民です。たまに自分でもわからないのに、いきなり怒られる場面がありませんか?

このように1つの怒りが収まらずに矛先を誰かに向けるのです。

あなたがたまたまその場にいたから被害にあっただけの話。たとえ悪くなくてもです。そんな理不尽なことが日常生活の中でたまに起こります。もしも、世の中からこのような怒りの連鎖反応がなくなれば、もっと住みやすくなるはずなのにと思わずにはいられません。

イライラと怒りは日常生活のあらゆる場面で起こります。私自身も夫婦げんかもするし、子供にも怒りをぶつけます。会社の理不尽なやり方に腹を立てることもあります。友人の言動にも腹立つ。兄弟げんかはしょっちゅうしています。

毎日何かに腹立ち、無駄な時間とエネルギーを使っている気がします。もしも、うまく怒りをコントロールできれば、楽しい時間をもっと作れるはず。

自分のためにも怒りのメカニズム、コントロールする方法、あるいは相手の怒りにどう対処すればいいのかを調べてみようと思います。

ご存じ、私の目標は「人生を太く、長く、楽しく生きること」。楽しく生きるためには人間が持っている感情の喜怒哀楽のうち、喜びと楽しみを増やすことが肝心。それとは逆に負となる怒りと悲しみを減らす事ができれば、相乗効果でより楽しい人生を送れることでしょう。

怒りっぽい、イライラする原因

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不安、悲しみ、苦痛、ストレス、寂しさ、絶望などは第1の感情。この第1感情をもとにして生まれる感情が怒り。つまり、怒りは第2感情。第1感情に気付くことによって、怒りやイライラの原因が何であるのかがわかります。

イライラの原因さえわかれば、気持ちを落ち着かせてその原因にクローズアップし、解決する方法を考えることができるようになるのです。

怒りっぽい人への対処方法6つ

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怒りのメカニズムがわかったら今度はそれをうまく利用して、相手の怒りをうまく対処しましょう。相手が怒っているところに、こちらも一緒になってヒートアップしたら意味がありません。むやみに感情的になって怒っているのでは事をこじらせるだけで、両方にとっていいことありません。

怒りの感情を過小評価してはいけません。怒りは負のエネルギーで、健康の大敵。自分を破滅に追い込む事になることも。そうならないためにも相手の怒りの原因が何かを見極めて、それから冷静に対処する方法を身に着けましょう

怒りの原因、理由がいくつもあるように怒りっぽい人への対処法もいくつかあります。

相手とうまく和解してこの先も関係を持ちたいのか?

怒りを鎮めて自分の要求を取り入れてもらうために、どのように話を進めていけばいいのか?

あるいはその場をうまくやり過ごせばいいのか?

怒りっぽい人に対して、一般的にどのように対処すればいいのか?

上手に対処することで、健康への悪影響となる怒りの負のエネルギーを避けることができます。

主観的な意見ですがその対処法をまとめてみました。

さまざまなシチュエーションで起こる怒りとその対処法

育児真っ只中の20代、30代が怒る場面と、働き盛りの中年や老後で怒る場面は当然違うと思います。一般的な怒りのメカニズムとその対処法を話してきましたが、ここでは具体的にさまざまなシチュエーションで起こるイライラと怒り、そしてその対処法を例をあげてみていこうと思います。

怒りをコントロールして、育児、子育てのイライラを解消する方法

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育児中のお母さん、お父さん、毎日のように子供にイラッとしたり、カーッとなって怒りの感情をぶつけたりしていませんか?

正直に言います。ハイ、私はしています。いつも子供に怒こっている自分が嫌になります。子供の寝顔を見ては「今日も怒鳴ってしまったと後悔し、明日からは優しくしなければ」と誓うのですが、またイラッとして怒鳴ってしまいます。

あなたも見覚えありませんか?

子供の教育と称して怒っていますが、本当なのでしょうか?本当に子供の教育のためなら、もっと違った怒り方があるのでは?むしろ怒るのではなく、叱ると言った方がいいのでは?

なんでも言うことを聞く天使のような子供はいません。成人するまでの20年間は怒る場面は日常茶飯事でしょう。

怒るのではなく、上手に叱ることが一人前の人として育てるコツ。怒っているだけの親だと子供から嫌われ、何のために産んだのかわかりません。幸せな家庭をつくるため、年を取ってからも子供、孫と楽しい老後を過ごすために子供を作ったはずです。

子供を頭ごなしに怒るのではなく、上手に叱る。子供もそこに親の愛情を感じ、将来的に親に感謝の気持ちを抱くことでしょう。怒りをコントロールできれば育児中にだけではなく、老後にもよい影響を及ぼしてくれると信じています。

夫婦円満の秘訣は怒りを上手にコントロールすること

クリスマスパーツ

結婚当初はケンカも少なく仲良くしていますが、時期が経つと今まで見えてこなかった部分や遠慮していた部分も遠慮がなくなり、言いたいことを言ったり、したいことをし始めます。それに対し不満を抱き、積もりに積もっていつかは怒りとして爆発。

男と女はそもそも違う生き物。なのに同じ屋根で暮らしている。簡単にわかり合えるわけがありません。それでも毎日、顔を合わせます。気に食わないことも日常茶飯事に起こります。それにいちいち怒っていたら離婚は時間の問題でしょう。

西欧では2組に1組は離婚します。愛を誓ったカップルがいとも簡単に離婚。相性が悪かったといえばそれまでですけど。中には離婚、再婚を何度も繰り返す人もいます。その一方ではケンカもあまりしない仲の良い夫婦がいるのも確かです(全くケンカしない夫婦はいないでしょうけど)。

小さなケンカを大きなケンカに発展させないためには、怒りを上手にコントロールする必要があります。夫婦がそれぞれの立場から、どのように怒りの感情をコントロールすればいいのかを考えましょう

兄弟間

CoupleAnager同じ親から生まれたのに全く性格が違う兄弟姉妹。生まれた頃から一番身近にいるライバルです。一般的にケンカをしない兄弟姉妹はいないでしょう。お互いに遠慮がないため、感情のままぶつけています。

兄弟間でのイザコザの一番の原因は競争心だと思います。特に年齢差が近いほど競争心が強くなります。兄、姉としての威厳があるので、弟や妹が偉そうな口を叩こうものならおそらく面白くないでしょう。

自分にも兄が一人いますが、考え方が180度違います。話はほとんど合いません。少しでも気にくわないことがあると怒鳴ります。血がつながっていなければとおの昔に縁を切っていてもおかしくはないでしょう。それでも親を悲しめさせないためには、やはりどちらかが折れるしかありません。

兄、姉として、弟、妹としてどうのように行動を取ればケンカに発展せずに済むのか?兄弟間での怒りの原因を分析し、その解消法を見つけたいと思います

友人の間

friend_fight誰にでも気の合う友達もいれば、知り合い程度の友達もいます。どの程度の親しさの友達でもひょっとした言動や行動で怒りたくなることがあるかと思います。全てに怒っていたら、しまいには友達が1人もいなくなるかもしれません

一般的に友達が多い人はその本人がとても魅力的な人なのはもちろん、人柄がよくあまり怒らない人ではないでしょうか?

もちろん誰にでも限度があります。裏切りや嘘つき、自分に対して悪意をもっておとしめる場合などは考えるまでもなく縁を切るべきでしょう。

それ以外の場合はケース・バイ・ケースで上手に対処した方がいいかと思います。家族間のケンカはもどりやすいですが、友達の間ではいったんもつれると関係を修復するのは難しいです。怒りを上手にコントロールできることが友達と上手に付き合うためには不可欠です。

ここでは友人間で起こりうる事と、怒らずに穏便に対処する方法を見ていきましょう。

仕事場

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仕事をしている人ならさまざまな場面で腹を立てることがあったと思います。無理難題を出す上司、同僚から仕事のしわ寄せが自分の所にくる。仕事をいっこうに覚えてくれない後輩や部下、不当な人事など、挙げたらきりがありません。

一日の大半を会社で過ごすのに、毎日がイライラしていたのでは体がいくつあっても足りません。特に日本は西欧諸国に比べて職場でのルールが多く、上下関係も厳しい、就労時間も長い、理不尽なことが多く起こります。怒りたくなることが多いかと思います。

職場での目的は会社のために働くことです。仕事場ではどんなに上司や同僚の事を好きになれなくても、一緒に仕事をしなくてはいけません。怒りたい気持ちを下手に抑えるとストレスがたまるが、感情を爆発させるのもまた職場の雰囲気を悪くさせるだけです。

しかし、いちいち怒っていたらストレスがたまり、いつかは自分が倒れるでしょう。そうならないためにも職場で起こりうるシチュエーションで、どうして相手が怒っているか原因を突き止める。あるいは自分が怒っている場合は、どうコントロールすればいいのかを考えましょう。

自分の怒りが収まらない、どうすればいいのか?

angry_man相手が怒っている場合の対処法は話しました。ここでは逆に自分が怒りたい気持ちになった時どうすればいいのか?

怒りを上手にコントロールし、うつ病になる前にその怒りのエネルギーを違う方向に向けてあげるにはどうすればいいのか?

怒りや恨みが引き金になってうつ病などの病気になることも

怒りを上手にコントロールしないとどうなるか?

例えばちょっとしたイライラを悪い方向に考え始める。怒りが収まらず、さらに深くなり恨みとなる。そのままにしておくと憎しみへと変わる。このように負の感情が拡大していくとストレスとなり、うつ病を引き起こす引き金になりかねません。

恨みの感情を持つと頭の中はそのことについて常に考えるようになり、他のことに手がつかないことも。心身ともにボロボロになります。

うつ病の原因になりかねない怒り、どのように対処すればいいのかを見ていきましょう。

怒りが収まらない時のスピリチュアルな解決法

yogapose怒りの感情が起きるきっかけはいくらでもありますが、その感情に対する対処法はいくつもありません。怒るきっかけが自分自身ではなく、外部から受けた場合でも怒るのは結局のところ自分です。怒るのが自分ならその怒りを鎮めるのも自分次第。

取るべき行動はありますが、ここでは行動よりも考え方1つで怒りの感情から開放されるスピリチュアルな解決法を見ていこうと思います。

怒りを逆にプラスのエネルギーに変換させる

decidedman怒りの感情自体は悪いものではありません。無理に閉じ込めるよりも出した方がいいでしょうが、問題はその出し方ですよね。怒りのきっかけを作った相手や物、出来事に対して怒っても負のエネルギーを違う相手に連鎖させるだけで、負のエネルギー自体は消えません。

ならばせっかく出てきたエネルギーを違う方向に向けてみるのはどうでしょう?世の中の成功者には反骨精神が強い人が多いと聞きます。劣等感、悔しさも怒りの一種です。成功者はこの種の怒りを建設的なエネルギーに変えます。「見返してやろう、今度こそはやってやろう」という気持ちが湧いてくるのです。

学生の頃に女の子にモテない、ふられた経験が多く、外見がお世辞にもカッコイイとはいえない人達、またはいじめられっ子だった人たちが成功するのも同じ理由です。彼女たちに対する見返してやりたい気持ち、いじめっ子たちを見返したい気持ちも怒りをバネにして前向きのエネルギーを作り出しています。

ここでは怒りの感情をプラスのエネルギーに変える方法を考えましょう。

まとめ

心と体が密接な関係にあるのはご存知の通り。

体がリラックスしていて、心がハッピーな状態であれば健康にも良い影響を与えるのは知っての通り。逆に怒りやイライラなどのは心も体にも悪い影響を与える。

怒りを感じると、筋肉や関節は緊張し、血行が悪くなり、神経や循環機能、ホルモンのバランスが崩れ、脳の活動にも悪影響を及ぼします。

相手に怒られれば自分も嫌な気持ちになるし、自分自身が何かに対して不満で怒る場合も、ものすごいエネルギーを消費し、どっちにしても健康にとっては悪でしかありません。

怒りの感情を上手にコントロールできるようにし、人生を長く、楽しく生きよう!

それでも、なかなか思うようにならないのならプロの力を借りるのもいいかもしれません。

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