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健康を手に入れるのにも知識は必要です、しかし知っていても使わなければ何も変わりません。生活習慣を見直すことで、生活習慣病のリスクが軽減するのは誰ものが知っています。それもかかわらず、どうしてわかっていながらも直そうとしないのか、あるいは始めても長続きしないのか?
タバコが体に悪いのにやめられない。お酒の飲み過ぎは肝臓に悪いのに毎日飲む。休肝日なんていう言葉があるくらいです。お酒は毎日飲むべきではないのに、どうして飲むのか?
肥満が原因でさまざまな病気を引き起こします。それを知らない人はいません。それでも、どうして脂っこいもの、甘いものを食べるのか?「おいしいからに決まっているだろう!」と聞こえてきそうですが、ほどほどに食べていますか?
わかっていながら変えられない。「自分を変えるには何かコツがあるのではないか?」と思いませんか?
どのようにすれば生活習慣を変えることに成功し、その習慣を維持し続け、一生健康でいられるようになるのだろうか?
「生活習慣を変えたい、健康を手に入れたい、年をとっても元気でいたいと思うけど、自分にはできない」と思って諦めないでください。全て実現できます。技術的に難しい事など1つもありません。頭の良し悪しは関係ありません。競争するわけでもありません。
できる人とできない人の違いは、ちょっとした思考の違いにすぎません。
どのような思考が必要なのか?ちなみにこれらの思考はどの分野でも応用できます。成功する方法はどの分野でも共通するものです。
夢を見つける
このサイトをのぞいている人たちは健康に関心を持っている人たち、さまざまな理由で健康を手に入れたい人たちだと思います。
でもただ単純に健康を手に入れたいだけなのか?病気で悩んでいる人たちにしてみれば、病気を治すことが第一優先。そして再発させないことが目標となるでしょう。
しかしその一歩先、健康を手に入れた先に何があるのか考えて見てはどうでしょう?原動力となるものを見つけることです。
昔から「夢はなにですか?」と聞かれますよね。自分の夢を見つけてください。この夢を思い描くことで、人はやる気が出るものです。
夢があるからこそ、つらい時も我慢できる。夢があるからこそ、目の前の快楽を優先するのではなく、その先を見て今するべき事がわかるのです。
何を?
例えばの話ですが、「綺麗でいたい、痩せたい、エネルギッシュでいたい、病気にかかりにく体質でいたい」と思っている人がいたとします。これらの目標は手段でしかないと思います。綺麗になった、痩せた、エネルギッシュになった、病気にかからなくなった、でもそこから何が得られるのか?これらは正直、必要条件であって、十分条件ではないと思っています。例を挙げると。
- 綺麗になり、好きな人に振り返ってほしい。
- 食べても太らない体質を手に入れ、世界中のおいしいもの食べ歩きたい。
- 疲れにくい体質を手に入れ、好きな運動を毎日でもしたい、年をとっても続けたい。
私の場合はリタイアした後、好きなテニス、スキーもしたいし、世界一周旅行もしたい。そのため、体力と健康を維持し続けることが目標となります。これはいくつかある夢の1つです。どの夢も体が丈夫であることは第一条件になってきます。
自分の夢をイメージしてください。その夢は何か?その夢を考える時、喜びを感じるか?その夢が実現した時、自分の人生はどう変わるか?
自分の好きなことは何か?やりたくても、先送りにしてきたことはないか?今までの自分の人生を振り返ってみてきっとあったはずです。
なぜ?
夢が見つかったら、今度はその夢を実現したい理由について考えてください。実はここの部分が一番の原動力となります。この「なぜ?」を明確にすることで、夢を達成するのに必要な方法がどんなに辛くても耐えることができます。
達成するべき理由が十分に大きければ、それだけ行動に移す原動力も大きくなります。「やってやろう!」という闘志がわいてきます。これが例えば自分の命や、家族の命に関わってくるとなおさらです。やるだけの理由と価値があると、人は方法さえわかれば行動は自然とついてきます。
自分が健康維持にこだわるのはもちろん、自分が一度死にそうになったらからです。今を生き抜いて子供達の成長を見たいというのも1つの理由です。
それともう1つ、自分は50歳を過ぎたら本業をやめて、世界中を旅して見聞を広めながら、旅先でラップ1つでお気楽に仕事ができるようにしたいと考えています。それには健康であることが不可欠です。体が弱ければ、旅行中に病気にでもなろうものなら面倒です。そもそも異国で生活するのは精神的にも体力的にもタフである必要があります。
そうならないためにも今から体を鍛え、生活習慣も見直し、健康維持に心がけています。もちろん健康面以外にも、金銭面でも不自由しないように今からいろいろと投資をしています。しかしお金があっても、体が不自由だと何もできません。体が一番の資本です。だからはたから見てつらそうに見える食事制限や、筋トレも苦ではありません。
どのように?
夢が見つかった、そしてどうしても達成したい理由が見つかった。今度は「どのように?」その夢を実現させるか、方法を考えましょう。ここでは健康維持、健康寿命を伸ばす事がメインで話をしているので、このサイトに書かれていることを見てもらえば、方法はだいたい理解してもらえると思います。
この中から自分ならできそうな内容をピックアップして、実行するといいでしょう。一度に多くのことをしようとせずに、まずは1つのことから初めて、慣れたらもう1つ増やして、2つ、3つとできることが増えればそれだけ夢へと近づきます。
するべきことはわかっている。するべき順番もわかってる。あとは常に夢を抱き、理由を自分に言い聞かせ、行動を起こしましょう。今すぐにでも具体的な行動を書き出してみてはどうでしょう?書き留めておき、毎日見るようにしましょう。脳裏に焼き付けることで、自然と行動に移せるようになります。
夢に向かって毎日進み、追い求めることで、なりたい自分になれることを忘れないでください。日々の積み重ねです。そのためにも、初めは無理しないように。長い目で見てください。
夢の実現を決断する
健康を維持する上で、何か動機付けになる夢を探すことはとても有効だといいました。こんどはその夢を実現すると自分に言い聞かせるのです。「この夢は絶対に実現してみせる」と決断することです。すべてはこの決断から始まります。
何も考えずにダラダラ毎日を過ごしたり、惰性で生きているのと、「今いる状況から断ち切ってもっと夢に近づくために何かの行動をとるぞ!」と決断するのでは、その後の人生は大きく違ってきます。
今の自分の歩んできた人生は、1つ1つの決断の積み重ねでできた人生です。アリとキリギリスの話でも知っての通り、今楽をすれば後で苦労するといういい例です。
健康でも同じことが言えます。死にかけた私が、今こうして生きているのもある決断をしたからです。30歳でB型肝炎が発症し、その2年後にガンができた時、子供を置いて死ねない。「この子達が大人になるまで、そばで成長を見たい」と心に決めました。この決断がその後の私を変えました。
「ガンを克服し、再発させないようにするには何をするべきか?」をずっと考えるようになりました。生きてみせると決断をした時から、私は食事の改善から、適度な運動、ストレス管理など生活習慣全般において、健康によしと言われていることは全て取り入れました。
決断をすることはスイッチを入れるのと同じです。オフからオンに変えることで、夢に向かって歩き出すスイッチが入ります。皆さんも今までの人生を振り返って、何かしらあったはずです。自分の下した決断で、その後の人生に大きな変化をもたらした事が。
快楽と苦痛の連想を改善する
快楽と苦痛がさまざまな行動の動機
人は誰ものが快楽を求め、苦痛を避けようとします。楽しい時間を過ごしたい、楽したい、できることならつらいことはしたくないと思っています。好き好んで苦しみを選択する人はいません。
私たちがさまざまな場面で何かの選択をする時、基準はその選択したことが「快楽」につながるのか、「苦痛」につながるのかどちらかです。とても単純な動機です。そこには意識して行動しているかどうかは関係していません。
例えばタバコを吸う人はなぜ吸うのか?単純に吸うことでリラックスできるから、吸っていることが格好良いと思っているからでしょう。吸うことが快楽と感じるからに過ぎません。逆に禁煙するとイライラする。だからタバコをやめられない、やめると苦痛を感じるかもしれないと連想するからです。
一方、タバコを吸わない人は、吸うことで健康を害するため苦痛と感じるからです。吸わないことは逆に健康的な生活を送ることができ、結果的に快楽へとつながるとわかっているからです。
タバコを吸う、吸わないという行動は快楽か苦痛のどちらかに結びつけることで、選択が違ってきます。
生活の質は連想の質で決まる
世の中には太っている人がいれば、痩せている人もいる。同じ家庭に生まれ、同じ食べ物を食べているにも関わらず、体型が違う家族がいます。何が違うのだろう?
それは何に対して快楽を連想し、何に対して苦痛を連想するかで決まります。スリムな体型を維持したい人は、スリムでいることが喜びと感じるため、食事制限が快楽となります。その一方で太っている人は食べることが快楽と感じ、食事制限が苦痛に感じるのです。
太っている事が悪と言っているわけではありません。ただ生活習慣病の原因の1つとなっているため、例として上げただけです。
健康でいることを目標とした時、全ての行動に快楽か苦痛のどちらかを結びつけるかで決まります。
例えば痩せたい、美しくいたい、健康でいたいと思うなら、そうなれるような行動に快楽を連想しましょう。
成功への道は快楽を得ること
夢の実現や成功に導く全ての行動を快楽と結びつけ、それ以外に目的と関係ないもの、あるいはそれらを邪魔する行動を苦痛と結びつけるべきです。
健康に害をもたらすものを排除するには、それらに何らかの苦痛を連想すればいいでしょう。例えば肉を食べることがおいしいと思えば快楽を連想します。そう考えずに、肉を食べることが肥満につながる、ガンになるリスクが高くなる、さまざまな病気を引き起こしかねないと連想することです。
逆に野菜を食べることで、自分は綺麗になれる、年をとっても健康でいられる、長生きできると連想することです。そうすれば食事の時に肉か野菜のどちらかを選ぶ時、快楽を連想する野菜を選ぶでしょう。
このように健康維持に関係する行動に快楽を連想させ、健康を阻害するものに苦痛を連想することで、健康的な選択ができるようになります。
苦痛から逃れるための、気を紛らす行動は取らないこと
人は一般的に弱い人間です。つらい時、ストレスを感じた時、退屈な時、人はどうするか?
気を紛らすために、甘いものを食べたり、お酒を飲んだり、タバコを吸ったり、テレビをダラダラみたりして、目の前の嫌なことを忘れようとします。
これらの行動は健康維持に貢献などしません。ストレス発散という意味では確かにプラスになるでしょうが、習慣づけたら大変です。だったら違う形、あるいは似たような形で「苦痛から逃れる方法」を探すのはどうでしょうか?しかもそれが、健康に良い影響を与え、快楽を連想できることがいいでしょう。
ストレスを感じると、食べ物で解消しようとする人がいます。必要以上に食べるか、甘いもの、脂っこい物を食べる。これを頻繁に繰り返せばもちろん、健康にいいはずがありません。そういう時はどうするか?
例えば、無性に甘いものが食べたくなった場合、こってりしたケーキを食べるのではなく、カロリーを抑えたケーキ。私の場合は豆腐と豆乳などを使って作った低カロリースイーツを食べます。これなら欲求は満たされます。しかも健康にいい。苦痛から逃れることができ、一石二鳥で快楽につながります。
他にも散歩に行ったり、ストレッチングをしたりと体を動かすことで、ストレスという苦痛かを回避できるだけではなく、これらの行動が長い目で健康への維持に貢献し、快楽をもたらしてくれます。
目的を明確にする
夢を見つけたとします。その夢を実現してみせると決断しました。夢を実現させるために必要な行動を快楽に連想させるべきだと言いました。
今度は夢を実現させるために取るべき行動を細分化させ、明確にする事が必要となります。トップダウンで表してみましょう。「年をとってもスキーを続けたい」という夢があるとします。そこに至るまでの取るべき行動を具体的に細分化します。
例えば、スキーを例に挙げて行動を細分化してみましょう。
スキーをするには足腰が丈夫である必要があります。そのためには足腰の筋力を強化すること。さらに具体化すると、60歳過ぎてもスクワットが50回できること。今は一回しかできなくても、毎日一回はする。一回が楽になったら、次は毎日2回にする。そうすればいつかは50回に達成します。それを60歳まで続ける。そしてその後もずっと維持する。
このように目的を明確にすると、そこに達するまでのプロセスが見えてきます。
するべき事に期日を決めたり、具体的な数字で目標を表すと現実味がより増します。ただばくぜんと「スキーを続けるには筋力が必要だな」で終わらせるのではなく、具体化な数字で、何歳までスキーをしたいから、そうするにはどのような行動を取ればいいのかを決めます。数字で明確にすれば、達成したかどうか確かめやくなります。そしてその達成感が毎日の原動力となります。
何が欲しいのかを明確にする、そして具体的に明確することで実現される可能性が高くなります。
感情をコントロールする
太るとわかっていても、甘いものを食べたくなるなど、イケないのはわかっていても、したくなることがあります。意志が強い人はそこで理性を働かせ、感情で動くのではなく、頭で行動します。しかし皆が皆、強い意志を持っているわけではありません。
感情のまま流されそうな時は、もう一度立ち止り、これから取る行動が自分の夢に何も貢献しないものであれば、痛みに連想してください。
そして自分に言い聞かせるのです、「自分の感情はコントロールできる!素晴らしい未来が自分を待っている!ここで流されはイケない!ここで流されたら、負けだ!」と。「できる」と心の中で自分に言い聞かせるのです。
前向きな言葉、ポジティブな言葉を発すると人は実際に前向きな行動、ポジティブな行動をとるようになります。
改善する
このサイトに書かれている事を実行するにあたって、最初は無理のないことから始めていると思います。もし変化が見られない場合は、実行する内容の範囲が狭いか、意識がまだ低い可能性があります。
ここで諦めずに、何が足りないのか、自分の行動を客観的に観察するのです。思い通りに体重が減らない。疲れやすい。以前と同じで風邪も引きやすい。一体何がいけないのか?朝起きて夜寝るまでの一連の流れを見直してみましょう。どこか見落としいる部分があるはずです。
生活習慣が少しずつ改善されてきたとします。意識も変わってきました。体調も良くなったり、体重も減ってきた。体にエネルギーが感じるなどの変化が現れた。しかし、ここで満足しないでください。
食事の内容、運動量、睡眠時間、ストレス解消、生活習慣のどこかに改善する余地があるはずです。世の中に完璧などはありません。今が最高と言われている記録ですら、いつかは塗り替えられます。現状で満足するのではなく、常に疑問視し「これでいいのか?」と自分に問いかけてください。
私も十年以上前に、ガンの再発予防のために生活全般を見直しました。一年目の時と比べて今の生活習慣は大分変わったと思います。大変多くの変化を取り入れましたが、中には無駄なものもたくさんありました。いろいろなことを試して、少しずつ改善し、今の生活習慣にたどり着きました。もちろんこれでおしまいとは思っていません。
肝臓に良いと言われるものは大抵試しました。抗酸化力が高いと言われれば、買ってきては飲んだりもしました。しかし、値段が高いため、他の代用品を見つけてきたり。筋トレもジムに通ってた時期もありました。しかし自分にむいていないと気付き、今の体幹トレーニングに落ち着きました。このように、「今のままでいいのか?」と疑問に思うことです。
改善に終わりはありません。常にアンテナを張り、何かの新しい方法、アイデアがあれば試そうという姿勢でいることが大事です。
長い目で見る
生活習慣を変えれば、今ある病気が一夜で治るわけではありません。体重がすぐに減るわけでもありません。夢を実現するのに、時間がかかります。健康を手に入れるのに、すぐに結果を求めてはいけません。
短期間で効果を出そうとすると、気が焦り、思うように結果がでないと諦めてしまいます。そうならないように、腰を据えて、長い目で行動しましょう。毎日コツコツと実行することです。長い道のりも一歩一歩、歩けば道は開けてきます。
「継続は力なり!」
全力疾走ではなく、ゆっくりペースでいいので、一歩一歩夢に向かって歩きましょう。いつかは自分の描いている未来に近づく事ができるではずです。
例えば西洋医学は緊急を要する場合はとても優れていると思います。一分一秒を争う時は非常に頼もしいです。それとは逆に東洋医学は考え方が違います。体の調子を整える事を主した治療方です。東洋医学が効果を表すのには長い時間がかかります。
運動も食事も、今の生活習慣の改善がはっきり効果をもたらすのは十年後、二十年後ではないでしょうか?若いときよりも年をとったきに、一番その差がはっきり見えるものだと思います。
目の前の快楽だけを求めるのではなく、十年後、二十年後と長いスパンで見てください。
まとめ
健康を維持するのにも強い意志が必要です。セルフコントロールできる人はいいでしょう。しかし、そうでない場合はこの7つの心得を頭に入れて少しずつ意識を変えていきましょう。
未来は毎日の積み重ねによって出来上がるものです。後悔のないように、今を大事にしましょう。
そうすれば、きっと自分が思い描く未来を手に入れられると思います。
それでも、なかなか思うようにならないのならプロの力を借りるのもいいかもしれません。
こちらのサイトを覗いて見てください。きっとあなたの力になってくれることでしょう。