怒りっぽい、イライラする原因は自分に自信がないから

世の中には怒りっぽい人がいます。自分では怒らせたつもりがないのに、すぐに怒鳴る。ちょっとした言動でも敏感に反応して怒る人がまあ、多いこと。

自分には兄がいますが、この兄がとにかく何かあると大声で怒鳴ります。まるでライオンが吠えるような感じです。何かを説明しても何かと気に食わないことを見つけては怒鳴ります。こちらとしては冷静に話しをした方が建設的な話し合いができるのだと思うのだけど。

そんな兄と喧嘩せずにうまくやるには、怒りのメカニズムがわかればきっと糸口が見えるはずだと思い、この記事を書くきっかけとなりました。こんな機会ができて、ある意味、兄には感謝しています。

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怒りの原因は?

couple_Anger不安、悲しみ、苦痛、ストレス、寂しさ、絶望などは第1の感情。この第1感情をもとにして生まれる感情が怒り。つまり、怒りは第2感情。第1感情に気付くことによって、怒りやイライラの原因が何であるのかがわかります。イライラの原因さえわかれば、気持ちを落ち着かせてその原因にクローズアップし、解決する方法を考えることができるようになるのです。

許容範囲からはみ出す

人は皆違う。格好が違うように、考え方、価値観も違う。物事の良し悪しの判断基準も違う。人は誰もが自分の考え方に賛同してほしいと思うものです。

人にはそれぞれが落ち着くコンフォートゾーンというものがあります。そのコンフォートゾーンにいる間は居心地がいいのですが、少しそこから外れると人はイラッとします。そのコンフォートゾーンは生活環境かもしれないし、人間関係かもしれない。

これらのイライラとなる原因を把握しないといつまで経ってもケンカが絶えません。心の休まらない時間が増えればそれだけ健康にも悪影響を及ぼすので知っておきましょう。

  • 生活環境

誰にでも、自分にとって居心地の良い環境があります。気温、空間、清潔さ、短い労働時間、住居の環境などなど。これらの環境に耐えられない状態になるとイラッとします。

キレイ好きな人は家の中が常に清潔でいないと気が済まないものです。そこに、使った後のティッシュが落ちている。家族の誰かが帰ってくると服、靴下を脱ぎっぱなしにしておく。食べた後のキッチンの床が汚れたままにしてある。これらは実際に我が家で起きる光景です。これらに対して妻や子どもたちは、なんとも思わないらしい。だから汚れたままでも平気。

私の場合は家の中が整理整頓されてないとイライラします。家に帰ってきて、このキレイな状態から汚れた状態になっていると頭に血が上ります。すぐに子どもたちに片付けるように言いつけます。家の中がキレイで、ゴミが落ちていない整理整頓された状態が、私の中でのコンフォートゾーンです。

このように自分にとって居心地がいい環境から許容範囲を超えた状態に置かれた時、ストレスを感じイライラし始めます

  • 人間関係

怒りが発生する1番多い場面は、人と人との間でされるやりとりの中だと思っています。相手の言った言動が気に食わない、ちょっとした言動でも気にさわる人もいれば、何を言われても動じない人もいる。待ち時間に5分でも遅れると怒る人もいれば、もっと寛容な人もいる。

持っている許容範囲が違うからです。人間関係が難しいのは許容範囲が広い人にしてみれば、些細なことでなんで相手がこんなに怒るのだろうかと思うものです。

人は自分を基準に物事を考える事が多いです。自分のやり方が正しいと思っているから、相手のやり方が気に食わない。

例えば、私みたいに海外に長く住んでいると、西欧人のやり方に腹を立てることがしょっちゅうあります。日本人は時間をキッチリ守るし、頼まれたことはちゃんとこなします。それに比べて西欧人はまあ、いい加減な部分が多いこと。仕事では私語が多いし、休憩時間も長い。いったいいつ仕事をしているのか?こんなんだから一緒にしている仕事が進まなくてイライラします。

家の改築の際は毎日のように業者に腹を立て、髪の毛が抜けるほどストレスを抱えました。日本人の完璧主義から見ればあまりのルーズなやり方は完全に許容範囲を超えています。

相手に求める期待値が高く、その期待が報われなかった時

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相手に要求する期待値が高いと「自分の期待に相手が答えてくれなかった!」というズレが生じます。1日の自分の行動を見てください。

  • 朝、子供にもっと早く起きてほしいのに、ベッドから起きてこない。怒る。
  • 朝食せっかく作ったのに、食べずに学校に行く。怒る。
  • 学校から帰ってきて宿題をしない。怒る。
  • テストで思ったよりも点数が悪かった。怒る。
  • 部下に頼んだ仕事が期日内に終わってくれなかった。怒る。
  • 一生懸命仕事をこなしたのに、会社からも上司からも思ったよりも評価されてない。怒る。
  • レジで前の人がもたもたしていて、長い時間待たされる。イライラする。
  • 夫に話をもっと聞いてほしかったのに、聞いてくれない。怒る。
  • 妻の話が長すぎて、聞いていて疲れるから、早く終わってほしい。イライラする。

挙げたらきりがありません。相手に強く求めれば求めるほど、相手とのズレが大きくなります

例えば、親が教師だとそこの子はきっとできるだろうと周りは期待をします。親も理想論で子供に要求します。そこに子供の能力と親と周りの期待値にズレが生じます。親子間で怒りが爆発し、ケンカが発生し、下手をすれば家庭内暴力に発展するケースもあるでしょう。

自分に自信がない、不安を抱えている、不安を怒りに変えている

stressed_woman人と会話をしている時、何かのやり取りをしている時に自分も含めて怒りたくなる場面を分析してみて気づいたことがあります。怒りっぽい人に共通する点で彼らにはなく、怒ることが少なく常に冷静でいる世の中の成功者にあるものは何か?

それは自信です。

さすがに社会的に成功しているだけあって自信が満ち溢れています。些細なことなど気にしない感じがします。なにか言われてもまともに受け取り、反論しようものならエネルギーを無駄に消費するからです。

交渉の場で反論する価値があるならまだしも、ただ難癖つけられている場合は、言い負かせても得るものが無いのなら、無視してその場を立ち去った方が得策だと思えるのでしょう。

自分が今まで怒られた時はどんな時でした?

相手が怒っている時はあなたに対して期待していた通りに結果が得られなかったからのではありませんか?上司や同僚に頼まれた仕事が彼らの通りに物事が運ばなかったこと。今月のノルマを達成できなったこと。それで上司がさらにその上の上司から怒られるのを恐れているからに他ありません。

部下から何か言われればたとえ大したことがなくても、上司にも威厳があるので面白くありません。そして自分を守るため、防衛反応が働き怒ります。上司として正しい判断を下したと思っているのに、部下に指摘されれば無能な上司だと思われるのが不安なのでしょう。

口げんかが多いのはやはり誰もが自分の言ったこと、したことが正しいと思いたいのです。否定されることを言われれば怒ります。しかし、自分に自信がある人、自分に誇れる物を持っている人はそもそも信念を持って生きているので、考え方にゆるぎないものがあります。なので、相手がなんと言おうと自信のある人はへっちゃらです。

逆に自分をしっかり持っていない人、厳しく言うと知性に欠ける人、何をするにしても周りの目を気にする人などは自分のことを認めてもらいたいと思っています。なので、少しでも否定されることに不安を感じるのです。その不安から怒りが発生します。違う記事で詳しく書きますが、相手のこの不安を取り除いて上げることで相手の怒りを鎮めることができます。

ストレスがたまっていた時、怒りやすくなる

stressed_woman人が怒る原因はその人が持っている許容範囲を超えた時、相手への期待値が高すぎたため、その期待に対して答えてくれなかった時だと説明しました。

実はこの許容範囲と期待値は時と場合によって変化します。いつもは穏やかな人で怒らない人が、なぜか今日はイライラいしてる。それはストレスが原因で怒っている可能性が高いでしょう。人はストレスがたまれば余裕がなくなります。今までは嫌なことがあっても、冷静に処理ができるのに、ストレスがある時はそれどころではありません

許容範囲は狭くなり、今まで我慢できたことができなくなります。感情も攻撃的になり、腫れ物に触るような感じです。少しでも逆なでするようなことを言ったら爆発しかねません。

家族の誰か、仕事場の同僚などにストレスでイライラしている人がいたら「触らぬ神に祟りなし」です。なるべく近づかないようにしましょう。

また登場してきますが、うちの兄がそのいい例です。仕事場でストレスを抱えて帰ってくると大魔神がやってきたような感じです。すごい血相で家族の人達に当たり散らします。料理がおいしくないと妻を非難し、子供の態度がいちいち気に食わないと言っては怒鳴ります。

逆に何かいいことがあったりすると自分が台所に立ち、料理を作る。子供にゲームを買ってあげるといった感じです。余りにも波がありすぎて困りますがね。

怒りはストレスの副産物です。過度なストレスは本当にいいことありませんね。

まとめ

1人で過ごさない限りは、普通に生活していれば誰かと必ず接する機会があります。許容範囲の違い、考え方のズレ、相手に対する劣等感からくる自信のなさ、相手に否定されるのが怖く不安になる。これらの感情がイライラへ、そして怒りへとつながる。全ては人間が持っている感情の現れですね。

相手が怒っている時はどうして怒っているのかじっくり観察しましょう。一歩下がって距離をおき、まるで自分には関係ないかのように相手の怒りを第三者の目で見てみるのです。そうすると相手の怒りの原因が見えてきます。相手の怒りを鎮めるには、まずはそこから初めましょう。このような姿勢でいれば相手が怒っても、自分は冷静でいられます。

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