怒りっぽい人への対処方法6つ

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多かれ少なかれ、人は誰でも怒ります。そこからケンカに進展進展させないためには、どちらかが対処しなければなりません。自分が怒りたくなる時は怒りをコントロールする術を覚えて、怒りの感情を上手に抑えましょう。

今度は相手が怒っている時はどうすればいいのか?

相手が怒っているところに、こちらも一緒になってヒートアップしたら意味がありません。むやみに感情的になって怒っているのでは事をこじらせるだけで、両方にとっていいことありません。

怒りの感情を過小評価しないように!怒りは負のエネルギーで、健康の大敵です。自分を破滅に追い込む事になることも。そうならないためにも相手の怒りの原因が何かを見極めて、それから冷静に対処する方法を身に着けましょう

怒りっぽい人に対して上手に対処することができれば、健康への悪影響となる怒りの負のエネルギーを避けることができます。

怒りの原因がいくつもあるように怒りっぽい人への対処法もいくつかあります。

相手とうまく和解してこの先も関係を持ちたいのか?

怒りを鎮めて自分の要求を取り入れてもらうために、どのように話を進めていけばいいのか?

あるいはその場をうまくやり過ごせばいいのか?

一般的にどのように対処すればいいのでしょうか?

主観的な意見ですがその対処法をまとめてみました。

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怒りっぽい人への対処方法6つ

第三者の目でみる

Watching_beside人は怒鳴られると「ビクッ」としますよね。自分のことを悪く言われたり、否定されたり、間違いを指摘されると二通りの反応をします。頭に血が上り、言い返すことで状況を悪化させるか、逆に言いくるまれて弱気になって相手のペースに巻き込まれるかのどちらかです。

「怒られたら冷静でいましょう」なんてよく言われますが、そう簡単にはできません。一般的に、人は怒られるとまともに受け取るからです。「自分が怒られている、私がいけないことをしたのか?」と思ってしまいます。

そうではなく一度、怒られてもまるで自分には関係ないかのように聞いてみてください。怒られているのは自分ではなく、自分に似た違う誰かが怒られているのだと思ってみましょう

第三者の耳で聞いて、第三者の目で離れて観察している感じです。

何を言われても傍観者かのように振る舞うのです。これなら、言われても自分に関係ないので反論はしません。反論しなければ、それ以上にことをこじらせることもない。時間がたてばいづれは怒りが冷めていくことでしょう。

自分に非があることをさっさと認めて下手に出る

Apology相手は自分の言い分が正しいと認めてほしいから怒っている場合があります。こちら側に非があることを主張してきます。一般的に意見の食い違いはお互いに言い分があるはずです。それでも、感情的になると自分の言い分しか頭にありません。冷静に考えれば理不尽だとはわかっていても自分の意見を言い通します。

もともとは頑固な性格か、物事を論理に考えられないような人にこのような傾向があるようです。そんな人には「馬の耳に念仏」ということわざがあるように、何を言っても論理的に説明しても無駄です。そしたらとりあえず謝ることも一つの手です。

まずはこっちに非があることを認めてあげるのです。よく、ホテルでクレーム対応をしているフロントのホテルスタッフを見ると、とりあえず謝っています。もちろん、これは日本特有な情景ですけど。西欧ではそもそも自分の非を認めたら負けという考え方があるので、明らかに自分が間違っていても謝りません。

日本は謝ることが美徳みたいなところがあります。とにかく謝ってみましょう。そうすれば相手も怒りが収まってくるものです。

もっとも、誰に対しても下手に出て謝ればいいわけでもありません。時と場合です。

自分よりも立場が上の上司や先輩、目上の人に対しては謝る。

サービス業に携わっている人はお客さんに対しては謝る。

自分より年下か同年代、あるいは立場の低い人にはむやみに謝ると相手はつけあがります。もっとも、相手が年下だからと言って、あまりにも謝らないと上から目線で見ていると思われる恐れがあるのでご注意を。

その場から離れる

run_away火山が爆発しそうになったらあなたはどうしますか?

おそらく、その場から離れてどこか安全な場所に避難しようとしますよね。怒っている人がそばにいたら同じことです。自分に火の粉が降りかかって来る前に、その場から退散しましょう下手に口出しをしたり、その場に残って見ていると、怒りの矛先がいつ自分に向けられるかもしれません。

もっとも相手の怒りの対象が初めから自分だったら少し話は違ってきます。その場を離れると、逃げられたと思われて、相手の怒りを増長させる事になります。

夫婦ゲンカで私もよくやることですが、お互いが感情的になって怒鳴り始めたら怒りの炎は止みません。その場を離れたほうがいいと思って立ち去ろうとすると、妻は「なんで逃げるの?言いたいことあったら言ってよ!」と逆に怒ります。

そんな時はとりあえず、さっさと謝ってからその場を去る。怒りが爆発している時は何を言っても無駄です。少し間を置いて、お互いが冷静になってから話をした方が懸命でしょう

相手にしない

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頭に血が上り人の話を全く聞こうとしないわからず屋に対しては、まともに相手にしないことがオススメです。相手は完全に理性を失って、言いたいことを言っているかと思います。自分のことを非難されても、右の耳から聞いて左の耳から聞き流しましょう。

完全に無視すると「俺の話を聞いているのか!」と余計に怒らせることも。聞いているふりをして適当にあいづちでも打っていればいいでしょう。逆に、あまりにもそれが露骨過ぎるとバカにされていると思われかかねません。そこら辺の微妙な加減は、その場の空気を読んで判断しましょう。

少し冷たい人だと思うかもしれませんが、怒っている人は器の小さい人が多いと思います。思うように物事が運ばなかった人が感情にまかせて怒鳴るのは、その人が感情をうまくコントロールできない未熟な人だと思ってください。

相手に対して、

「かわいそうな人だなぁ」

「あんなに怒って、みっともない」

「自分を見失って、ヒステリックになっているなぁ」

と思ってみましょう。こんな人の相手をするのは時間の無駄と割り切ってしまう。このような思考を持てるようになると自分に余裕が出てきます。言い方は悪いが、相手よりも優位に立ち、上から目線で相手を観察することができます。もちろんそのような偉そうな態度を相手に見せてはいけません。

相手が何に対して不安なのかを見極め、不安を取り除いてあげる

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人生は自分の思うようにいかないことばかりです。怒りっぽい人はその現実に苛立ち、自分ではコントロールできないことに気が付きます。怒りはその不安を自分では処理しきれなくなった時に現れます。けっしてあなた1人が悪いわけではないのです。

そういうわけで、たとえ相手が自分に怒ったとしても、相手の罵声を誠に受け止めないこと。あなたが100%悪いわけではありません。必要以上に自分を責めることもありません。たとえ自分が実際にミスをしたり、不注意で相手の気にくわないことを犯したとしてもです

相手が怒り始めたら、なぜ怒っているのか観察してみましょう。相手が思ったよりも事が進まないことに対して不安、焦り、イライラなどを感じていることがわかるはずです。

不安を怒りに変えていることがわかれば、相手のその不安の原因を探ってみましょう。大抵は自分の要求を取り入れてもらえなかった時、期待していたことに物事が運ばなかったときなどが多いので具体的にそれが何かを分析する。

その不安が例えば、

  • 仕事がうまくいかないことに対して、自分が怒られかもしれないという不安
  • 自分のしでかしたことに対して、非難されるかもしれないという焦り
  • 何度言っても伝わらないためから来るイライラ
  • 思った通りに人をコントロールできなかった事への憤り

相手が何に対して不安なのかがわかったら、相手に対して誠実に対応する。謝ること、これから期待に応えられるように努力することを約束する。相手が納得できる内容であること。そうすれば相手の不安は解消され、怒りの炎も徐々に消えていくことでしょう。

情で訴える、罪の意識を感じさせる

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さて、最後に紹介する方法はそれこそ女性に偏見だと言われ、怒られかねませんが「泣き落とし」みたいなものです。男が妻や彼女に怒ると、怒られた女性は泣き始める。「なんてあなたはひどい人なの!」みたいなことを泣きながら言う。一般的に男は女性の涙に弱い。もちろん中には「そんな芝居に騙されるか!」と思うひねくれ者いますが。

しかし、実際にこの手は使えます。泣けばいいというわけでもないし、誇張しすぎすると逆に芝居じみていると思われてもおかしくないので注意が必要です。なので、下手な演技はむしろしない方がいいです。

その代わりに誠実に接しましょう。相手に理不尽なことで怒られたり、そこまで怒ることでもなかった場合は、情を込めて相手に自分の気持ちを訴えましょう。

「こんなに努力しているのに、そこまで言うなんてひどい!」

「あなたのためにこれだけしてあげているのに、わかってくれないのはとても残念!」

などなど、相手に誠意をもって接していることを伝えるのです。そうすれば「あっ、確かに向こうが言っていることも正しいかも」、「誤解していたかも」、「少し言い過ぎたかも」などと思うようになるでしょう。

相手が自分に対して申し訳ないという罪悪感を抱いてくれれば、相手の怒りはなくなります。逆にあなたに対して「本当はいい人なのだろう」と、好意さえ持つようになるかもしれません。

まとめ

人と付きあう上で何かしらの意見の不一致で、衝突することは当たり前です。人間関係のもつれでストレスを抱えてうつになる、心労で病気になることもあります。ひどい時は自分のことが嫌になる、人間不信になる、引きこもりになることもあるでしょう。

人は怒ると相手を否定することを言います。人の気持ちなんか考えずに、相手が傷つくことを平気で言います。そんな否定的なことを言われても、気持ちの持ち方1つで受けとめ方も変わってきます相手の怒りを上手に対処できれば、攻撃的な言葉や負のエネルギーは回避できます。火事が起きたら、炎が大きくなる前に対処できれば被害は最小に抑えられるのと同じです。

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