焦げているものは食べない
発がん性物質の一つとしてよく取り上げられるのが「焦げ」。科学的に実証されているかどうか確かめなくても、見た目で判断するだけでも焦げが有害なのかどうかは想像ができます。
ところで、焦げの何がいけないのか?
私が焦げを避ける1番の理由は、食品に含まれるアミノ酸やタンパク質、炭水化物を高温加熱することで生成される物質が人体に有害であり、さらにガンを引き起こすリスクもあるとされているからです。もっとも、焦げとガンの関連性ははっきりしていないみたいですが。
ガンのリスクがあると言う人もいれば、ガンとの関連性はないと言う人もいます。それでも、焦げとガンの関連性の疑いがある限り、やはり何かしらの根拠があるはずだと思っています。
私は巷で健康に害があると疑いのある食品はなるべく口にしません。それがたとえ本当かウソか現時点で確証がなくてもです。もしそれがウソであったとしても、損があるわけでもありません。その食べものが死ぬほど好きでたまらないのに、食べるのを我慢して損したと思うかもしれません。それでもリスクを冒したあげく、実は害があったとしたら「後悔先に立たず」です。
炭で焼いたステーキ、やきとりは香ばしく、ちょっと焦げ目がついているとおいしいですよね。
すごく食べたい。でも、安易においしいものを優先して焦げを無視して食べた結果、健康を害したらバカバカしいと思います。
焦げは絶対に食べるべきではありません。
私が焦げを避けるために注意していること
普段の食事で私が注意していることをリストアップしてみました。
- 料理の際、「揚げる、炒める、焼く」よりも「煮る、蒸す、ゆでる」方を優先する
- 何を調理するにしても、焦がさないようによく注意する
- タイマーを使う
- 水を足して、蒸し焼き状態にする
- 調理する際の火力は弱めにする
- 炒め物はよく混ぜる、ひっくり返す
- バーベキューは遠火で焼く。そもそも、バーベキューはあまりオススメしませんが、食べる際は抗酸化作用のあるしょうが、にんにくなどでマリネして食べる
- スモークされている物は避ける
- 外食で出される料理に焦げがあったら、遠慮なく外す
- 焦げでなくても、焦げに限りなく近く、茶色くなっている部分も外す
- 食物繊維、抗酸化作用のある野菜から食べ始める
焦げが健康に有害であることは間違いなさそうです。たとえ、焦げとガンの間にたとえ関連性がなかったとしても、細胞の老化は加速することでしょう。避けるに越したことはありません。
乳製品は避ける
乳製品はなるべく避けるようにしていますが、その理由はケフィアについて書いた時に簡単に説明しました。
どうして私は牛乳を飲まないのか?
ネットで「牛乳、有害」と検索するとたくさんのサイトがヒットします。それを見ると、牛乳有害説が多くのサイトで取り上げられていることがわかります。しかし、これらの関連サイトを覗いてみると意見がどっちか一方に偏っているわけではなく、賛否両論に別れます。
ちなみに、牛乳有害説を信じている人たちの理由をまとめると、
- 乳糖不耐症、牛乳は消化に悪い
- ホモジナイズされた牛乳は過酸化脂質に変化、酸化された牛乳となる
- 牛乳を飲むと骨粗鬆症になる
- 牛乳はアレルギーの原因の一つである
- 遺伝子組換え牛成長ホルモンを使っている
- 抗生物質を使っている
などが挙げられます。
逆に牛乳有害説を否定している人たちは牛乳が健康に良くないと言うのは科学的に根拠がないと主張しています。
いったい、どっちが正しいのでしょうか?
面白いことに、医学の専門である医者たちがそれぞれ牛乳有害説を訴えている人たちと、否定している人たちの中に含まれているのです。
医者ですら意見が二つに別れるのに、一般人の私たちにどっちが正しいのか判断するのは難しかと思います。もちろん私もどっちが正しいのかわかりません。
牛乳の生産者などの支持者にしてみれば、牛乳が売れなくなったら困るので、牛乳がいかに健康にいいかを宣伝するでしょう。
そのような利害関係にある人たちの意見は、そもそも信じません。読者の注目を集める目的で極端な事を言っている人たちも信じません。
情報が溢れているこの世の中で何を元に判断すればいいのか?
私の場合は単純で、「食べるべきか、避けるべきか」の指針は「食品がなるべく自然に近い状態かどうか」です。
それと、少しでも有害の疑いがある場合は避けるようにしています。
例えば、一昔前ではマーガリンは動物性脂肪のバターよりも健康だと言われていました。その後、実際はマーガリンは人体に有害なトランス脂肪酸が含まれていることがわかり、マーガリンの方が有害だとわかります。メデイアが「マーガリンは植物性脂肪なので健康だ」と宣伝しても、マーガリンが人工的に作られた商品だと知っていれば避けるべきです。
今は安全だと言われている食品が、将来も絶対に安全だという保証はありません。しかし、その疑いがある時点でやめるべきだと思います。
市販されている牛乳は見た目は自然に近く、健康食品に見えますが、「高温殺菌、ホモジナイズド」された加工品であることは確かです。
おまけに、さまざまな研究でも牛乳を含む動物性タンパク質がガンを引き起こす最大の原因だとも言われています。牛乳という食品に焦点を当てなくても、加工品である事と動物性タンパク質であるという点から見ても、牛乳はなるべく避けたいものです。
脂っこいものは避ける
子供の頃から母が作る中華料理は本当にこってりしていました。野菜炒め一つをとっても、本当に大量の油を使います。中華料理はよく豚肉を使うのですが、脂身を好んで食べます。すべての料理が脂っこいのです。肉に付いている脂肪の量を減らすとパサパサしておいしくないからと言って、あえて残します。
健康に良いとは言えませんが、たしかに油を多めに使って調理したり、脂肪を残した方がおいしいのだから困ったものです。
結婚するまで親元に住んでいたので、毎日、脂っこいがおいしい中華料理を食べていました。そのせいで、体重は高校の頃よりもプラス10キロ。
日本人女性と結婚してからは中華ではなく和食中心の食生活になりました。それでも、私が中華料理を作る時は母から教わったレシピ通りに作るので、やはり脂っこくなります。おまけに、週に1回は実家に食べに行くのですが、この時も昔ながらのこってりした料理が出てきます。
幸か不幸か、さらに数日分の残り物をもらって帰ります。結局、週の半分は脂っこい中華料理を食べることに。ちなみにこの時点ではまだ、肝炎は発症していないので、脂っこい料理を食べることに罪の意識は感じていません。
しばらくしてから、肝炎が発症するわけですが、医者からは肝臓に負担をかけないために、お酒と脂っこいものは控えるように注意されます。この時点ですでに、私の肝臓は肝硬変一歩手前まで悪化していました。命がかかっているだけに、ドクターストップを無視して今まで通り脂っこい料理を食べ続けるわけにはいけません。
これを機に、食生活を見直すことになるのですが、私が特に注意したことがいくつかあります。
- 動物性食品はとらない。なので、脂肪はほぼゼロ
- 鶏肉は少し食べますが、皮、脂肪は外す
- 揚げ物は食べない
- 油は酸化に強いオリーブオイルを使用
- 炒め物をする時に使うオリーブオイルは少しだけ
特に揚げ物は要注意です。自宅で揚げ物をする場合はまだしも、外で食べる揚げ物は何度も使いまわした、酸化した油を使っている可能性があるからです。
自宅で調理して食べる場合は、材料、調理方法を選べますが、外食の場合はコントロールするのは容易ではありません。出された料理に肉が使われている場合は、友人宅であれば事情をちゃんと説明して断ることもできます。理想は前もって肉は食べない、揚げ物も控えていると言えば問題はありません。
しかし、それが上司の家であったり、友人宅であったとしても頻繁に断れば、次からは招待されなくなるでしょう。
どの場面においても、人に迷惑をかけない、不快な思いを与えない場合であれば、自分のルールに従って脂っこい料理は食べないようにします。しかし、食べないと失礼な場合や、どうしても食べたいと思うのであれば、我慢してストレスを抱えるよりも食べた方がむしろ精神衛生上いいでしょう。