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私たちが普段食べている食材にどれだけ栄養が含まれているのか、疑問に思ったことありますか?
食べるならおいしいものを食べたいですよね。でもおいしいだけで摂った食物が、体の機能を動かすのに必要な栄養分が十分に、含まれているかどうかまでは考えません。
私たちが食べている食品、食材に栄養面から見て、どれだけの価値があるかどうか食べるときに考えますか?ケーキ、揚げ物などはおいしいという面では価値がありますが、糖質、脂質が多いので栄養バランス面で考えると価値は少し下がります。
食品業界も、医薬品業界と同類、結局のところお金儲けが優先されます。
本当に消費者のために良心的に作っている業者もいると思いますが、自分たちの会社が競争社会で生き残るためには利益をまず優先するところも少なくありません。
食に携る関係者に農作物を栽培する農家、加工食品を製造販売する会社、飲食店などがあげられますが、他にもそれらを宣伝するメディアも食品業界に大きく関わっています。
私たち消費者が安易に宣伝に影響されて、体にいいと思って購入して食べるのは気を付けた方がいいと思います。
自分自身が大病してから健康に興味を持ち始め、いろいろ調べ、少しずつ知識をつけたおかげで、今まで普段食べている食品が体にどんな影響を及ぼすのか、あまりにも知らない事に気づきました。
栄養に乏しい農作物
農作物を育てるとき、多くの農作物に抗生物質、除草剤、農薬などが使われています。
あるいは遺伝子組み換えの作物も増えてきています。
そう言った自然からかけ離れて作られた農作物に、本来持っている自然のエネルギー、栄養が含まれているとは思えません。
農薬をまいた土壌にはよい土壌細菌やミミズなどが死滅していなくなります、そんなやせた土地でできた農作物には当然栄養素の量が減ります。
そのため化学肥料を使うことで一応は農作物を大きく、虫に食われない物に育てることはできますが、野菜、果物が本来持っている自然のエネルギーや栄養が少ないのもあたりまえです。
自然の中で栽培された作物には病気の予防に役立つ抗酸化物質が豊富に含まれているのですが、ハウス栽培などで大事に育てられた作物は少なくなります。
作物だけではなく人間社会でも同じ事が言えます。過保護に育てられた子と逆境に立ち向かって育ってきた子では生命力が違います。
自然で栽培された農作物はエネルギー、栄養を持っているので、できるだけ自然な環境で育った農作物を食べたいものです。
栄養素が抜けた食材
スーパーで売られている加工品には添加物が大量に使われています。
加工する途中で栄養が失われていくだけではなく、使われている食品添加物のせいで栄養の吸収も悪くなります。添加物を使用する理由は食品を長く保存させるだけでなく、食感をよくしたり、見ばえをよくしたりするためだからです。
さらに、その食品をもっと食べずにはいられないようにするために、企業秘密の成分を混合していると言われています。
本来、果物や野菜には生きた酵素がたくさん含まれています。生のままで食べればいいのですが、加熱処理や加熱殺菌することにより酵素が壊れます。
それでは意味がありません。もちろん生では食べられない、あるいは食べづらい物もあります。加熱すると酵素が壊れますが、その反対に量的には多く摂取できるというメリットもあります。
ジュースなど典型的な例です、体にいいと宣伝されているフルーツ、野菜ジュースは加熱殺菌されているため、生きた酵素を殺しています。
健康にいいと宣伝していますが、中には砂糖も加えられているものも少なくありません。そんな糖分の高く、栄養に乏しいジュースは飲んでも健康に良いなんて思えますか?
健康に良いどころか、血糖値を急激に上げるため有害だと思っています。ジューサーを買って、有機栽培で作られた果物,野菜をジュースにすることをオススメします。
生きた酵素がたっぷり含まれている新鮮なジュースを作って、その場で飲めば栄養価や生命力を多く摂れます。
市販の牛乳
牛乳は一般的に栄養価の高い飲み物とされていますがそれは加工する前の話です。
全ての栄養素は加熱処理などして加工される過程で、失われてしまいます。タンパク質、カルシウムを摂るのが目的なら、別に牛乳である必要がありません。豆乳や小魚の方がよっぽど体にいいです。
精白穀物
精製された食物は、栄養を削り取った後の食べ物。お米を例にとると、一般的にお米と言ったら白米のことを言いますよね。この白米はぬかと胚芽を取り除いた後の米。
しかし、このぬかと胚芽に一番ビタミンとミネラルが豊富に含まれているのに、食べづらいという理由だけで精米されて栄養の乏しい白米にしてしまうのです。
小麦粉も同じように精製されて、せっかくの栄養素を取り除き、炭水化物だけが残った穀物となっています。糖尿病の人がお米やパンを控えるように指導されるのは、精白された穀物を食べているから。その代わりに主食を玄米、全粒粉で作られたパンにすれば血糖値が急上昇するリスクも減ります。
我が家では玄米を発芽させ、他にも雑穀を混ぜて炊いて食べています。玄米は発芽することで食べやすくなるだけではなく、消化にもよく、玄米のままよりも栄養がさらに増します。
いいこと尽くめです。もちろん有機栽培の玄米に限ります。さもないと白米よりも農薬を多く摂取することになり本末転倒です。
一家に一台は欲しい!発芽玄米が簡単に作れる玄米発芽器
日本ニーダー(KNEADER) 玄米発芽器 発芽のちから YC101G
かれこれ10年以上、発芽玄米を食べていますが、ガンの再発を今日まで防げられたのは発芽玄米を食べているからと言っても過言ではありません。もちろん、発芽玄米を食べただけでガンの再発防止ができるとは言っていません。しかし、ガンの再発防止に貢献している主な要因の1つであることには間違いありません。
毎日でも、自宅で気軽に玄米を発芽させて、食べることができるので嬉しいです。
精製塩
本来は海水から水分だけを蒸発させて作った塩には、ミネラルが豊富に含まれています。食卓にあがっている食塩はこれとは違います。この食塩は人工的に海水から塩化ナトリウムだけを取り出したもの。ただ単にしょっぱいだけの化学物質に過ぎません。
自然の海水にはさまざまなミネラルが含まれているのに、製造時間の短縮のために切捨ててしまうのですから、本当に残念です。このような塩を使えば当然、高血圧の原因にあげられても仕方がない。
塩の摂りすぎがいけないのではなく、人工的に作られた食塩(塩化ナトリウム)がいけないのです。自然海塩、あるいは岩塩などミネラルが豊富に含まれた自然のままの塩を使ってください。
白砂糖
塩、お米、小麦同様、精製された白砂糖も同じことが言えます。原料のサトウキビをしぼって水分を蒸発させて作った黒砂糖にはビタミン、ミネラルがバランスよく含まれています。
「白砂糖は白くてきれいだから、クセがないから」という理由だけで栄養を抜き取ってしまうのですから、おかしなことです。精製された砂糖は糖分の吸収が速いため、血糖値が急激に上がります。
そのため、血糖値を下げようとインシュリンが大量に分泌されます。糖質の過剰摂取は糖尿病になるリスクが高くなることは言うまでもありません。
これらに共通することはどれも、精製された食品は栄養素を抜き取った空っぽの食べ物になってしまっているということ。
白くてきれい、食べやすい、調理しやすいと言った栄養など無視し、合理性を優先した結果です。栄養がないだけではなく、体にもよくない。安易に安い、便利という理由で消費すると後で健康を損ない、逆に高い代償を払うことになります。
外食
外食は楽しいですよね。新鮮な材料を一から作って、お客さんに出してくれるお店ならいいですよ。
しかし、ファストフード・レストランなどで出されている商品みたいに、便利さを追求するため、栄養素など二の次のような料理はどうかと思います。栄養がないならまだしも、添加物が多く含まれている材料で作られた料理は、体に良いと言えるのでしょうか?
外食もお店選びはもちろん、注文する料理もなるべく自然に近いものを選ぶようにしましょう。もちろん揚げ物や脂っこい料理を、食べたくなる時もあります。
あまりストイックに制限して、ストレスをためても本末転倒ですので、時々なら食べてもいいと思います。おいしいものを食べて幸せを感じるのも健康のうちですから。もちろん普段の食生活がちゃんとしていればの話ですけど。
有毒な水
人間は食べなくても数日生きていられますが、水がなければ脱水症状を起こし死に至ります。そんな大事な水、一般的に飲まれているのは水道水が多いですね。でも水道水は細菌を殺すため塩素が使われています。
知ってのとおり、塩素は有毒です。国が定めた基準内かもしれません。少量かもしれません。
しかし、有害な水を飲んでいることには変わりありません。水は本来飲むことで体内にたまった毒素をろ過して尿として排出してくれます。なのに、逆に毒素をためることになるのですから、馬鹿な話です。
水はミネラルをたくさん含んだ天然水かろ過した水を飲んでください。
まとめ
私たちの食べているものがどれだけ栄養に乏しいことか、これも全て便利さと見た目を追求した結果です。製造業者だけがいけないのではなく,そういった食品を喜んで買って食べている私たちもいけません。
皆がもっと食に関心を持ち、自然な食品、食材を買うようになれば農家も食品業界も考え方が変わってくるはずです。まずは私たち消費者の意識を変えないといけません。