歯の大切さ、健康で長生きするためには、80歳まで20本以上の歯で食べよう

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健康を維持するのに、食事をバランスよく摂ることが不可欠なのは、誰ものがわかっていること。その食事をちゃんと摂るには、健康な歯が必要です。1本も抜けてなく、丈夫な歯であれば、食事もおいしく食べられる。どんな食材も食べられるというのは、多くの栄養が摂れるということ。結果的に健康の維持、病気の予防にはとても必要なことです。

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歯は手入れすればいくつになっても保てる

歯はちゃんと手入れをすれば、いくつになっても自分の歯で一生過ごすことは可能だと言われています。

周りに30代で歯の半分以上を抜いてインプラントにしている人がいます。歯がボロボロな人も時々見かけます。逆にお年寄りの方でもまだ1本も抜けてない、健康の歯の持ち主もいたりします。

両方の生活習慣の違いを見ると、インプラントにした人に対しては自業自得だなと思ったりします。やはりしっかり歯の手入れをしている人と、していない人の差は長い目で見ると歴然としています。

ちゃんと手入れすれば、ずっと自分の歯を保つ確率も高くなります。

歯の病気は生活習慣病

普段から歯の手入れ、定期健診をすれば歯の病気は予防できます。

歳をとっても、今までどおり何でもおいしく食べたくないですか?

健康で長生きしたいと思っているのなら、健康な歯をずっと維持しておきたいものです。

歯の病気も生活習慣病の1つ。普段から歯に対する生活習慣を改善すれば、いつまでも健康な歯を維持することが可能なのです。

若いうちほど歯はあって当たり前だと思っているのでしょう。歯の手入れに手を抜くと大変なことになります。なぜなら、ガンなどの病気の進行と同じで、歯周病は徐々に進行するため、気付きません。しかし痛み始めるときにはもう遅いのです。

私も大病をした頃の生活習慣は自慢できるものではありませんでした。歯もそうです。ちょくちょく治療のため、歯医者さんのお世話になっていました。しかし生活習慣をガラッと変えたのと同時に、歯のケアももっと注意するようになりました。

そのおかげで半年に一度の定期健診では、毎回「別に何も以上ありません。」と言われます。

歯の病気は怖い

sickteeth歯の病気で一番よく聞くのが虫歯と歯周病です。この2つは最終的には深刻化すると歯が抜けるという意味では同じですが、ちょっと違うようです。原因も悪化する過程も、治療方法も違います。

しかし予防の方法は幸い同じです。要は歯のケアを日頃からしていれば問題ありません。

ところで虫歯と歯周病の違いは何でしょう?

違いを知っておく事で、万が一歯に何かしらの異常が起きたときに早めに対処できると思います。さもないといったん悪化すると、手遅れになりかねません。

虫歯

虫歯の原因となる菌は歯の表面にくっついて、周りを溶かしていきます。表面から溶かしていって、放っておくと最終的には神経部までたどり着きます。そうなればかなりの痛みを感じるでしょう。

虫歯の場合は歯周病と違って周りの組織の土台はしっかり残っていれば、人口の歯を作り直すことができます。

歯周病

歯周病の菌は虫歯自体に影響ありませんが、歯の周りの組織の歯茎、歯根膜、歯槽骨など歯を支える部分を溶かしていきます

歯周病の菌はゆっくりと増殖していき、歯の周りの組織を溶かしていきます。しかしこの間、痛みを感じないことが多く、気づいた時にはもう歯がグラグラし抜けてしまうことになります。

歯周病の場合はいったんなくなった組織は元には戻りません。グラグラした歯はいずれ抜く事になります。

歯周病が原因で歯が抜けることが多いのがわかります。どっちにしても歯の予防と定期健診は欠かせません。

虫歯と歯周病の予防

teachcleaning 若いうちはまだ全部の歯が健康であることが多いと思いますが、年をとるにつれて歯の病気で抜けてしまい、全部の歯を保つ人が減ってきます。歯が抜けるのは老化現象のせいではありません。若くても歯のケアを怠れば、歯が抜けるし、歳をとってもケアすれば歯を保つことは可能です。

歯のケアをする際、具体的にどのような点に注意すればいいのか?

歯は食べ物を砕く役目を果たします。当たり前ですが食べるときに必要ですね。では食べ物によって、歯に与える影響も変わってくるのだろうか?

食べた後は歯の中は食べかすなどが残っていたり、歯の間に詰まったりして、汚れがたまります。口の中が汚くなったら、すぐに歯を磨いた方がいいのか?

歯の掃除をする際はどのような道具使った方がいいのか?

歯を丈夫にする食事とその食べ方

歯を丈夫にするにはカルシウムを摂る必要があるのはご存じのとおり。骨ごと食べられる小魚を積極的に食べましょう。一口イワシ、煮干など頭からしっぽまで食べることで、カルシウムをまんべんなく摂れます。

「子供は大人程はしっかり歯を磨かなくても、ナーバスになる必要ない」とよく言われます。どうしてか言うと子供は大人に比べて唾液の量が多いからです。唾液には消化を助ける役目以外にも、細菌の繁殖を防いでくれます。

つまり口の中が唾液で潤っていれば清潔に保て、虫歯、歯周病の予防になるというわけです。それなら唾液の量を増やすにどうすればいいのだろうか?

それは噛むことです。とにかく噛む。噛むことで唾液がたくさん出ます噛む必要がある食物繊維の多い物を食べればいいわけです。

ご飯なら玄米、野菜も根菜など、調理方法も柔らかすぎないようにすれば噛む回数が多くなります。噛むことは他にもいいことがあります。

  • 噛む回数が増えれば満腹時間に達するまでに食べる量も減る
  • 噛むことが増えればアゴの骨が丈夫になる

子供の頃から「よく噛んで食べるように!」と言われますが納得がいきませんか?

砂糖は控えよう

甘いものを食べ過ぎると虫歯になると言われます。虫歯菌は砂糖を栄養にして繁殖しますが、その時に出る酸が歯のエナメル質を溶かしていきます

砂糖は健康に悪いと常に言っていますが、歯にも悪いです。とにかく砂糖は避ける。もし甘いものを食べるなら、何時間も置かずにすぐに歯を磨きましょう。

歯磨きは食後すぐにするのがいいのか?

食事の後は口の中は食べかすなので細菌が繁殖しやすくなります。理屈から言うとすぐに歯を磨いた方がいいと思いますよね。しかし本当なのでしょうか?

私自身もしばらくの間は何かを食べた後はすぐに歯を磨いていました。しかし歯茎がしみることがしばしばありました。何も深く考えていませんでしたが、実は歯を磨くには食べたものによっては、食後に時間を少し置いてからの方が良いのだということがわかりました。

虫歯の原因は、細菌によって糖質が分解される時に出る酸によって、歯が溶け出すからです。食後の口の中は当然、糖質のものが残っています。細菌による化学反応を防ぐには、食後に歯を磨く事が好ましいことがわかると思います。

しかし例外があります、それは果物を食べた後です。果物に含まれている酸が歯の表面のエナメルを溶かしているため、食べた後に歯をすぐ磨くと、歯を削ることになります。特にクエン酸が豊富に含まれている柑橘類には気をつけましょう。

果物を食べた後は唾液で中和されるまで、30分ほど待ってから磨くことをオススメします。

歯磨きは就寝前が一番大事

唾液が細菌から歯を守るわけですが、唾液の量が一日の内で一番少ない時間帯は寝ている間です。寝る前は特に丁寧に歯を磨いて、細菌をできるだけ残さないようにしましょう。

正しい磨き方と必要なケア用品

teathbrush2歯磨きは大事なのはわかりましたが、いい加減に歯を磨いてのでは意味ありません。ケア用品を使って、正しい方法で磨くこと覚えましょう。

以下の3つのケア用品は絶対に必要です。

  • 電動歯ブラシ:今まで電動でなく、普通の歯ブラシで歯を磨いていましたが、磨きもれや力を入れすぎたせいで歯肉を傷つけたりしていました。その後、電動歯ブラシに変えましたが、あまり考えずに買った大手の電動歯ブラシを使いましたが、これもまた回転速度が速いためか歯肉を傷めてしまいました。しばらくしてそのことを歯医者に相談したら、Philipsが出しているSonicareという電動歯ブラシを勧めてくれました。この歯ブラシの特徴は超高速振動と、ブラシヘッドの幅広い振幅の組み合わせによる「音波水流」。この電動歯ブラシに変えてから、今までの悩みをすべて解決してくれました。ちゃんと歯垢を除去してくれるだけではなく、歯肉にとてもやさしいのです。この歯ブラシのおかげで、半年に1回行く定期健診でいつも「何も問題ない」と歯医者から言われようになりました。
  • 歯間ブラシ:食後は「歯と歯肉の間」の汚れをすぐ取れるように、普段から持ち歩いています。できれば食後にすぐ歯磨きをしたいところですが、外食などの場合はその場を離れて、すぐにお手洗いに駆け込んでするわけにも行きません。そういう時に歯間ブラシが役に立つのです。爪楊枝の感覚で使えますので、食事中もわざわざ席を立ってお手洗いに行く必要もありません。
  • デンタルフロス:就寝前の歯磨きの時に、しっかりと歯垢をとり除く必要があるので、デンタルフロスは欠かせません。「歯と歯の間」の汚れをとるには最適です。すべての歯と歯の間をくまなくデンタルフロスで汚れをとりましょう。あまり力を入れると歯茎を傷つけるのでスライドしながら奥まで入れていきましょう。

これらのケア用品はできれば外出するときも持っておくといいでしょう。電動歯ブラシはさすがにかさばるので、簡易の電動歯ブラシか、普通の歯ブラシでもいいでしょう。一度、食後すぐに歯磨きをすることが習慣になると、食べた後歯を磨かずにはいられません。

まとめ

風邪は引いても治ります。お腹が痛くなっても治ります。しかし歯が痛くなったら虫歯が原因なため、治療をするには歯を削るしかありません。削られた歯はもう元には戻りません。これを何回も繰りかえせばいずれは歯をダメにしてしまいます。

歯周病の場合は痛みを感じないため、気づいた時には時遅しで歯がグラグラして最終的には抜く事に。

毎日の手入れで、歯は健康に維持できます。生涯、自分の歯でおいしく食べられるためにも毎日しっかり磨きましょう。

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