B型肝炎のキャリアからガンへ、発症から十数年がたちますが、今でも私はこうして元気です

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私自身がB型慢性肝炎を発症させ、ガンができたにもかかわらず今もこうして生きているのは病気を受け入れ、一生懸命に生きようと努力したからです。しかも、今は周りの人たちよりも健康だと自負しています。引き締まった体、疲れにくい、肌はつやつや、実年齢よりも若く見られます。

世の中には昔の自分と同じように病気に悩み、生きるのがつらいと感じている人がいるかと思います。それでも困難を乗り越え、人生を楽しく生きたい。そう思っている人たちのために、私がどのように病気と向き合い、克服したかを知ってもらうことで、少しでも励みになってくれるとうれしいです。

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発症

私は産後すぐに母子感染でB型肝炎ウィルスをもらいました。同じ親から生まれたのに他の兄弟姉妹は感染しなかったかあるいは、抗体ができて病気が発症しない人もいるのに、自分だけが病気を発症してしまうこともあります、

自分には兄がいますが、彼は運よく抗体ができて肝炎ウィルスに肝臓を冒されずに済みました。

一方の私は抗体ができずに、30歳前半で発症しました。ある日、体がだるく感じ、少しの運動で疲れるので何かおかしいと思い、医者に行って血液検査をしてもらいました。そしたらなんとGPTが3800もあることがわかりました。35以下が正常値と言われているところを、3800もあったのですからもうビックリです。

後悔

30歳の時に肝炎が発症してしばらくの間、抗ウィルス剤を飲み続けていました。そのおかげでGOP、GOTが正常値まで下がり喜んでいました。その後は食事に注意するようにしていましたが、時々調子にのってお酒も飲み、脂っこい物も食べたりしていました。

その間、ウィルスマーカーの数値が上がったり、下がったりで安定していません。そのため抗ウィルス剤を二種類ほど変えたりしていた矢先にガンが見つかりました。

肝炎が発症してからちょうど2年がたった時、肝臓にガンができました。第二子が生まれてまだ間もない頃でした。肝炎が発症し、さらにガンができた自分の人生を恨みました。半分は自業自得だとは思っています。発症した頃から生活習慣を改善したつもりでいましたが、どこかで「薬さえ飲めば平気」だと安心しきっていたのかもしれません。

「もっと真剣に、ストイックにすればよかった、あれも、これも改善しておけばよかった」と思っても後の祭りです。

「どうして自分だけが?」という悔しさを誰にもぶつけられずに苦しみました。しかも二人の子供がまだ幼い頃です。

どうしてもっと前に血液検査をちゃんとしておかなかったのか。B型肝炎のキャリアーだと知っていればもっと早いうちから対処できたはずなのにと、後悔の毎日。幼い子供の寝顔を見ては泣いていました。「この子達は父親のいない人生を歩むことになるかもしれない」と考えては悔やみ、また発症するのではと病気に怯え、生きるのがとてもつらかったです。

決意

病気で悩んでいる人はたくさんいます。軽い病気から、重い病気までさまざまです。重い病気にかかった時、最初の方はおそらくこれで自分の人生はおしまいだと嘆くかもしれません。

もちろん私もそうでした。

しかし、嘆いたり、悔しがったりしても病気は治りません。起きてしまったことは反省はしても後悔しても仕方がない「同じ過ちを繰り返さないようにしよう」と誓いました。

最初の目標はあと5年生きること。子供と一緒にできるだけ過ごすこと。もちろん長生きでき、子供の成長を見られればそれに越したことはないですが。とにかく目の前のできる事をコツコツこなし5年生き延びることだけに集中しようと決めました。

ウィルスの繁殖を抑えることはできますが、ウィルスを全部退治することはできません。抗体ができれば別ですが。そればかりは自分ではどうしようもありません。

腰を据えて一生付き合っていくしかないと気持ちを切り替え、後は「もう後悔しないよう、今できる事のベストを尽くそう」と決めました。

行動

「子供のためにそう簡単に死ねるものか、生きてやる」と決めたからには後は実行に移すだけです。

しかし、何をすればいいのか?ガンのような重い病気にかかって10年、20年も生きている人もいれば、ガンが見つかってからまもなく亡くなってしまう人もいます。

もちろん早期発見かどうかでその後の生存率が違うかもしれません。でも病気を克服している人もいるわけですから、その人たちが実際に何をしてきたのか?その違いがわかれば自分もガンの再発を防ぎ、肝炎の発症を抑えることができるはずだと思いました。

それからです、ネットでいろいろ調べ、健康関連の本、ガン、肝臓病に関する本を買ってきて研究しました。

それらの本に書いてある事を1つ1つ、今できそうなことから始めました。

特に注意したのは食事です。口にするものはできるだけ有機栽培の物白砂糖、白米、白いパンなど精製されているものは食べない。そのわかりに発芽玄米や全粒粉などの未精製の穀物を食べるようにしました

野菜、果物はもちろんたくさん摂るようにし、脂っこいものや添加物がたくさん使われている加工品などは避けるようにしました。

食事だけではなく、使うものまで発ガン性物質だと言われているもの、体に害があると言われている物は排除し、全て自然に近い物を使うようにしています。

他にも運動、筋トレ、睡眠、ストレス回避・解消、生活習慣の改善など、このサイトに書かれていることを全て実践し始めました。

とにかく生死が関わっているので、最初の数年はかなりストイックに実践していました。そのおかげで血液の定期検査結果はいつも、肝臓のウィルスマーカーは測定不可能です。あれから10年以上がたちますが、今のところガンの再発もなく元気に生活しています。

ここ数年は最初の頃ほどはストイックにはしていません。すべき事の90%ぐらいができれば良しとしています。

例えば多少脂っこいものでも食べたいものは食べています。もちろん、お酒、タバコなど体にかなり負担をかけるような物には絶対に手をつけません。

生活スタイルが病気を発症する前とは180度違います。周りからは健康オタクなどと呼ばれるくらいです。でも自分は全く苦ではありません。むしろ楽しんでいます。なぜなら自分でも体の調子がいいのがわかるからです。疲れにくく、体が軽く感じ、気力も体力も昔以上にあるのがわかるからです。

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かれこれ10年以上、発芽玄米を食べていますが、ガンの再発を今日まで防げられたのは発芽玄米を食べているからと言っても過言ではありません。もちろん、発芽玄米を食べただけでガンの再発防止ができるとは言っていません。しかし、ガンの再発防止に貢献している主な要因の1つであることには間違いありません

発芽玄米を食べることがどれくらいのメリットがあるのかわかれば、きっとあなたも今日からご飯を発芽玄米にしようと思うはずです。

毎日でも、自宅で気軽に玄米を発芽させて、食べることができるので嬉しいです。

未来

ウィルスは今でも体の中にいます。定期的に血液検査をしてウィルスマーカーをチェックしています。ここ6,7年は数値が安定していますが、時々ストレスがあった時などは上がっています。それでもストレスの原因がなくなり、しばらくすると元に戻ります。

一年に一度MRIで肝臓の検査をしています。これも何度か映像に小さい点が見えていた時がありました。おそらくは小さな腫瘍ができたのだと思いま す。この時もストレスがたまっていた時期でした。それからは食事をいつも以上にストイックに実行し、ストレスとなりうる事は避けるよう努力しました。そのおかげで数ヶ月の再検査では消えていました。こんなことの繰り返しです。

病気は治りません。ウィルスは抗体ができない限りは常に増えます。しかし、免疫力が高いと増殖を抑えてくれます。ウィルスが暴れないように、免疫力をあげてウィルスに隙を与えないように努力しています。

こうして私はウィルスと共存し生きています。今では肝炎ウィルスを持っていること以外は周りの人たちよりは自信を持って健康だと言えます。疲れにくく、引き締まっていて、いつも生き生きしていて、趣味のギターとテニス、サイクリング、スキー、水泳など楽しんでいます。生きていることが楽しいと思えるようになりました

皆さんも病気で悩み、人生がつらいと思っても、いつか楽しい日が訪れると信じて今を生きてください

それでも、もしあなたが心の病で「うつ病」になっているか、または精神的につらいと感じていて「うつ病」になりそうなら、そちらのプロのアドバイスを受けてみては?

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