ファイトケミカル

fruite_vegitable_2ファイトケミカル(ズ)は英語でPhyto chemicalsと書き、日本語では植物化学物質と訳されます。名前の通り植物に含まれている物質のことです。

ファイトケミカルは私たちが日常的に食べている果物、野菜、ナッツ、豆、種などの植物性の食品に含まれています。

果物や野菜にはビタミンやミネラル、食物繊維などが含まれていますが、ファイトケミカルはそれ以外の化学成分の事を指します。

身近なファイトケミカルでは赤ワインに含まれているアントシアニン、大豆に含まれているイソフラボン、ニンジンやカボチャなどに含まれているカロテン類、緑茶に含まれいているカテキンなどがあげられます。

それらは何百種類と多くありますが、どれも紫外線や虫などをはじめ植物が環境のストレスから身を守るために自ら作り出した物質です。植物は動物と違って動けません。害虫、環境の変化などから身を守るために自ら色素、香り、苦味、辛味など作り出します。こうして植物は生きながらえてきました。自己防衛あるいは生命を維持するために作り出された成分がファイトケミカルです。

これらの物資はどれも抗酸化作用を持っているため抗酸化物質の一種に数えられます。

ファイトケミカルが含まれている食品を摂るということは体の酸化を防ぐ事でガンの予防、老化現象の進行を遅らせることができます。

大地から育った植物性の食品をできるだけ新鮮かつ生の状態で食べるのがベストです。特に果物はアルカリ性なので他の食べ物とは一緒に食べると胃酸と中和されて消化がうまく働きません。果物はそれだけで食べてください。果物は消化に20分から30分ほどで消化するので、食事はその後が望ましいでしょう。

ファイトケミカルは加熱すると壊れるものが少なくありません。生の状態で食べるのが好ましいが、無理ならできるだけ短時間で加熱するようにしましょう。

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