回想記 12:肝臓がん予防のための食べ物、「ダークチョコレート」、「ケフィア」編

スポンサーリンク

赤ワインではなくダークチョコレートを食べはじめる

ヨーロッパに住んで思うのですが、西欧料理は乳製品や動物性たんぱく質を使った、こってりした料理が実に多い。それにもかかわらず、不思議なことにフランスの平均寿命は高いのです。その理由は、ひとえに赤ワインのおかげだと言われています。

フランス以外にもサルデーニャ島も同じで長寿者が多い要因の一つに、その地域で採れたぶどうで作った赤ワインを日常的に飲んでいるからだそうです。

赤ワインは健康によい

赤ワインがいいのは、フリーラジカルを除去してくれるファイトケミカルの一種であるポリフェノールがたくさん含まれているからです。ポリフェノールの抗酸化物質としての効果は言うまでもありませんね。

日常的に赤ワインをグラス一杯ほど飲む分なら飲み過ぎにはならず、ポリフェノールが摂取できるうえ、体をリラックスさせるのに丁度いいはずです。食卓を囲って家族や友人たちとワインを飲みながら、おしゃべりすることもおそらく健康に良い影響を及ぼしているはずです。

こう書くと赤ワインを飲みたくなりませんか?

ヨーロッパに住んでいるとおいしいワインがお手頃な値段で買えます。10ユーロ(1300円)も出せばそこそこおいしいワインが、25ユーロ(3000円)出せばかなり上等なワインが買えます。

実際に肝炎が発症する前は夫婦で週末に一本開けて飲んでいました。今は残念ながら、お酒は飲めません。

赤ワインの代わりにダークチョコレート

そこで、赤ワインの代わりにポリフェノールがたっぷり含まれているダークチョコレートを食べるようにしました。そのきっかけは、ある本に、こんなやりとりがあったのをたまたま読んだからです。

「赤ワインを飲むのは健康に良いポリフェノールが含まれているから」という理由で赤ワインを飲んでいる人がいました。それに対してもう一人が「だったら、ダークチョコレートを食べればいい」と勧める場面です。

実際に、ダークチョコレートは美容や、動脈硬化の予防に効果があると様々な研究結果でわかっています。

「赤ワインはポリフェノールがたくさん含まれているから健康に良い」と言う理由で赤ワインを宣伝していますが、健康に良いと言う理由だけなら赤ワインでなくてもダークチョコレートでもいいと思うのです。

ダークチョコレートが健康によいと知ってからは、ダークチョコレートもデザート代わりに食べるようになりました。食後にどうしても甘いものが欲しくなりますよね?でも、お菓子やケーキは白砂糖を使っているので、体に良くない。そこで、はちみつを食べるようにしていましたが、今ではダークチョコレートもその一つとなっています。

普段はカカオ90%のダークチョコレートを食べています。カカオ100%のダークチョコレートも食べていますが、余りにも苦いのではちみつをぬって食ベるようにしました。ダークチョコレートとはちみつの組み合わせはデザートのゴールデンコンビ!簡単かつ健康に良く、超オススメです!

カカオ豆に含まれるカカオバターの脂肪分は吸収率が低く、体脂肪になりくいことがわかっています。しかも、チョコレート少量だけで十分に満足感が得られるため、脂肪分の多いケーキなどを食べるよりは、むしろ肥満の防止になるといえるでしょう。

チョコレートを食べると太るなんて言いますが、それはチョコレートと一緒に食べる砂糖によるもの。ダークチョコレートなら砂糖が含まれていないか、含まれていても少量なので食べても心配することはありません。

ケフィを自分で作って毎日飲む

発酵食品が健康に良いのは健康関連の本を読んで知っていました。納豆、みそ、しょうゆ、キムチなどは普段の食事で食べています。ヨーグルトも発酵食品で、腸内環境を整えてくれる健康食品と言われています。西欧の医者も食生活の改善にヨーグルトを勧めていますが、私は食べません。

なぜなら、市販のヨーグルトはホモジナイズド、高温殺菌されている不自然なものとなっている牛乳から作れられているからです。そもそも、そのような牛乳は絶対飲まないし、それらの牛乳で作られたヨーグルトも食べません。

ケフィアとの出会い

そんな時にケフィアと出会いました。一般的にケフィアはヨーグルトほどは広く知られていません。もちろん、私も知りませんでした。ケフィアについて知ったのは、健康に関心を持つようになってからです。

ケフィアとの出会いは同僚のポーランド人がきっかけでした。彼も健康オタクで、よく2人で健康食品について話します。ある日、何かのきっかけでヨーグルトの話が話題に上がり、彼が自分でケフィアを作っていると知りました。新しいことを試すのが好きな私は、彼からケフィアグレーンをわけてもらい、ケフィアに挑戦することに。

この同僚のポーランド人は健康オタクの割には余り気にせずに、有機ではあるけど普通の牛乳を使ってケフィアを作っていました。

私は彼同様に牛乳で作る気がしません。なら、普段飲んでいる豆乳でケフィアを作れないものかとひらめきます。

貰ったケフィアグレーンと豆乳の組み合わせでケフィアを作ってみました。いろいろな種類の豆乳で試したり、蓋を締めたり、温度を変えみたりと方法をいくつか変えて作ってみました。

結果から言うと、余分なものが入っていない豆乳を使うこと。中にはカルシウム入りとか、味がついている豆乳を試したが、全然発酵しませんでした。

瓶に入れて、常温で発酵させているのですが、夏場は30度超えることもあります。そうなるとバイキンが繁殖して表面が赤くなります。

蓋を締めて完全に密封すると、発酵中に発生する炭酸ガスが発酵されたケフィアに混ざって、おいしくありません。

ケフィアグレーンは牛乳に入っている乳糖を分解することで成長します。なので、豆乳だけでケフィアを作ると、ケフィアグレーンが成長せずに小さいままで、ボロボロになります。

結局、豆乳だけではいずれケフィアグレーンがなくなってしまいます。そういうわけで、豆乳8割に対して、オーガニックのノンホモジゼナイズド牛乳を2割足してケフィアを作っています。

そもそもケフィアは本当に健康に良いのか?

ヨーグルトと違い、どんな特徴があるのか?

豆乳だけではなく、牛乳を使うメリットはあるのか?

本来なら動物性食品は避けたいので、牛乳はあまり使いたくありません。それでも、牛乳のデメリットではなく、メリットの方に目を向けて使っています。もちろん、ホモジナイズドされていない牛乳だけを使用します。

では、ケフィアのメリットを見てみましょう。

  • 複合発酵:ヨーグルトは乳酸菌だけの単独発酵に対して、ケフィアは乳酸菌と酵母の両方の「複合発酵」。二酸化炭素が発生するため、酸味が出てくる。酵母菌が含まれているため、おいしさが増すだけではなく、栄養価も増す。乳酸菌と酵母菌が腸内いる細菌たちに刺激を与え、腸内環境を整えてくれる。
  • 常温発酵:ヨーグルトは40度位ないと発酵しませんが、ケフィアは酵母菌が含まれているので、常温(20~30度)で発酵する。そのため、温度を40度以上に保つための器具が必要ない。
  • カルシウムの吸収率が高い:ケフィアは牛乳を発酵する段階で、乳酸とカルシウムが結合して乳酸カルシウムができます。この乳酸カルシウムは体内でしっかりと吸収されるので、カルシウム不足の現代人にとってはオススメです。骨粗しょう症の予防にもなるがうれしいですよね。
  • 乳よりも飲みやすい:牛乳は子供の成長によい、カルシウムが摂れるのでオススメする人もいますが、逆に牛乳は飲まない方がいいと言う人もいます。乳糖不耐症といって、牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなる人たちがいます。それは、牛乳に含まれている乳糖が原因で、彼らは乳糖を分解する酵素、ラクターゼを持っていないからです。それにひきかえ、ケフィアに含まれている乳酸菌が牛乳の乳糖を発酵させるので、乳糖が牛乳よりも少なくなります。
  • 栄養価が高い:酵母菌のおかげで再生される、ビタミンB群、葉酸も豊富に含まれている。ビタミンB2は肌荒れ、吹き出物、髪のパサパサの予防に大きな役割を果たし、葉酸は貧血の予防に良いとされています。

ケフィアにはたくさんのメリットがあることがわかってもらえましたか?

市販のヨーグルトをオススメしない理由は三つ。

  • 加工されている
  • 添加物が含まれている
  • ホモジナイズドされた牛乳を使用している

市販のヨーグルトではなく、自家製のケフィアを作りましょう。

ケフィアは素晴らしい!特に豆乳を使った豆乳ケフィアをオススメします!

牛乳を少し使っていますが、私が牛乳を使うのはケフィアを維持するためです。乳糖を分解しているとは言え、完全に分解されているわけではないので少量に抑えています。

スポンサーリンク