自律神経とは呼吸や消化など自分の意思とは関係なく働く神経系のことで活動時に働く交感神経と休息時やリラックスしている時に働く副交感神経があります。
この2つの神経がバランスよく働けば免疫力に問題はないのですが、このバランスが崩れると免疫システムに悪影響を及ぼします。
では交感神経と副交感神経がどのような働きをしているのでしょうか?
- 交感神経:興奮状態にあるとき、活動している時、緊張している時
- 原因:塩分の摂り過ぎ、暴飲暴食などの食生活の乱れ。仕事中心の多忙による無理な生活、運動不足。さまざまな原因によるストレスなど。
- 結果:顆粒球が増加しすぎて、体内にある有益な細胞までものが攻撃される。そのためリンパ球が減少、体内に入ってくる小さな異物を取り除くことができなくなり免疫力低下につながります。その結果、風邪やガンなどにかかりやすくなるのです。他に血管が収縮して血行不良になる。
- 副交感神経:休息時、リラックスしている時
- 原因:無気力、怠惰な生活、過剰なリラックス、だらだらした生活
- 結果:リンパ球が増加しすぎて、異物に対して過剰反応し、花粉症などのアレルギー反応を起こすもとになります。リラックスし過ぎると筋肉が低下、筋肉量が減ると適度な発熱ができなくなり、体温がさがります。体温が下がると免疫が必要な熱が足りないため免疫力は下がります。
自律神経のバランスを保つことにより免疫力を高めることがわかると思いますが、結局のところ生活スタイルのアンバランスが原因で免疫力が低下するのなら、生活スタイルを改善すればいい訳です。
次のようなよく言われる生活習慣の改善が大事だということですね。
- 食に気をつける
- 適度な運動
- 適度な休息
- ストレス解消し心のゆとりをつくる