目次
普段食べているもの、どのように選んでいますか?
おいしいか、まずいかで選んでいませんか?
栄養素を考えて糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、酵素、バランスのとれた食事に気をつけていますか?
慢性肝炎が発病する前は、私はそんなものは何も考えずに食べていました。
添加物?
そんなのも気にしませんでした。
食べる順番?
食べたいときに食べていました。とにかくお腹がすけば食べる。夜中だろうが、かまわず食べていました。
お酒もほぼ毎日のように飲んでいました。今思えば馬鹿な事したなと思います。
あなたも心当たりありませんか?
当時は食に関する知識はないに等しかったです。ポッチャリしていましたが、別にそれで何か大きな病気にかかっていたわけではなかったので、気にせずにいました。
日々の食事の不摂生が蓄積されて、食が原因の病気の場合,いつか体の限界を超えた時に現れるものです。
それがどういった病気かは人によります。私の場合は慢性肝炎が発病した原因は、その頃服用していた薬が引き金になったと思います。しかし、その頃同時に暴飲暴食していたことも全く関係ないとは言い切れません。結局、肝臓を傷めていたという意味では薬だけはなく、アルコールや脂っこい食事も同じですから。
その後、昔と同じような間違いを犯さないように、食生活をガラッと変えました。今では、食事は自然食品を中心に摂るようにしています。さて食生活を見直したことで、体にどのような変化が起きたのか?
食生活の改善で体調がよくなる
食生活を改善すると、どんないいことがあるのか?
- 脂肪が余分についていると思っている人は、自然と脂肪が落ち、自分の適性体重になります。そのおかげで今より十キロ以上あった体重が一年で自然と今の体重まで減りました。高校の頃と同じ体重です。苦労した記憶はありません。
- 肌もつやつやになります。もう四十歳を超えていますが、周りから肌がつやつやしていると言われますし。年齢も、実年齢よりもっと若く見られます。ビタミンやミネラルが豊富に含まれている野菜と果物をたくさん摂っているおかげです。
- 免疫力が上がり風邪もひきにくくなるでしょう。自分自身も久しく風邪を引いていません。最近、医者にかかってないのも偶然ではありません。やっぱり免疫力が上がって病気になりにくくなったのだと思います。
皆さんも試してみてください。いつも言っているように少しずつでいいです。肝心なのは最初の一歩を踏み出すことです。
私たちの体は食べた物から作られる。
有害なものを食べれば毒素が溜り体に悪い影響を与る。
自然食品を食べれば体はそれに応じて良い反応する。
単純明快です。体は正直です。
私たちの健康に一番大きく影響を与えているのは、食事だと言っても過言ではないでしょう。どの様なものが体にいいか、悪いかを細かく見ていくときりがありません。基準を決めて、その基準に沿っているかどうかで選んで食べればいいと思います。
自炊して食べれば材料、調理方法は自分で選べるので健康な食事が摂れます。しかし、外食などすればもう無理ですね。100%、その基準に沿って実行することは今の世の中無理なので、8割でも実行できればいいと思います。
外食する際、体に悪いとわかっていても食べたいと思えば、少しなら、あるいはたまにならいいでしょう。それぐらいの量では、体にそれほど影響は与えません。
大地から採れたものを食べる
抗酸化物質(ファイトケミカル、ビタミン、酵素)、ミネラルが豊富な野菜、果物、海藻、ナッツ、豆、種などを積極的に食べること。
どの食物にどのような抗酸化物質や酵素が含まれているか、ここではあまり細かいことを知る必要はありません。
正直、読んで理解しても実際に食べるときに何が含まれているのか考えて食べません。
では何を食べればいいのか?その季節で取れた旬の果物、野菜を食べればいいのです。旬のものは栄養価が高い上、懐にもやさしい。
あまり深く考えずに、大地で取れたものをいろいろまんべんなく、バランスよく食べることが望ましいです。少し注意してほしいことは、果物を食べる場合だけは他の物と混ぜずに単独で食べてください。詳しくはまた後ほど説明します。
果物はたくさん食べよう
大地でとれるもので特にオススメなのが果物。調理する必要もないので、食べたいときに簡単に食べることができます。しかも果物は抗酸化物質の宝庫。「果糖が多く含まれているので、太るのでは?」と思うかもしれません。しかし、そんな事はないと言われています。
果物に含まれている果糖は代謝の仕方が違うので、インスリンを分泌しません。ということは脂肪にならないということ。
酵素も豊富に含まれているだけではなく、消化するのにも酵素を消費しません。
種類によりますが大半の果物はカロリーも低いため、いくら食べても太りません。
私自身、一日5個以上は食べています。でも全然太っていません。定期的に血液検査していますが、別に特に以上もありません。それどころか全くの正常そのものです。
果物は朝に食べるのが良いとされています。というよりも、朝食は果物だけ食べるよう勧めています。でも、どうしてと思いませんか?
それは、ちょうど朝は排出のサイクルで、このサイクルの時には果物のように消化に良い物を食べるのが望ましいからです。
注意してほしいことは、「果物を食べる際は他のものと一緒に食べないこと!」。
食事前に食べるのなら30分以上の間隔をあけてからにしてください。
果物はアルカリ性です。他の物と一緒に食べると胃酸が中和され消化の働きが悪くなります。果物以外の食材が消化されるのに時間が余計にかかります。その間、果物は胃の中で腐敗し、毒素、ガスなどが発生し、体に有害です。
動物タンパク質の代わりに植物性タンパク質を摂ろう
植物性タンパク質が豊富な豆を普段の食事に取り入れてください。豆類はタンパク質だけではなく、抗酸化物質、食物繊維も豊富です。
さまざまな研究でも動物性タンパク質を摂り過ぎるとガンや、動脈硬化、心筋梗塞などの病気にかかるリスクが高くなると証明されています。
「卵、肉、乳製品どの動物性タンパク質を全く摂るな」とは言いませんが、量を減らし豆類などの植物性タンパク質を多く摂るようにしましょう。
新鮮でかつ生で食べることで食物の命をもらう
果物や野菜だけではなく肉、魚など全ての食べ物において、酸化が進んだ状態で食べるとフリーラジカル(活性化酸素)を作り出す原因になります。
果物や野菜の皮をむくと空気に触れて、色が変化してきます。これが酸化です。
フリーラジカルは細胞内の遺伝子を壊し、ガンの原因を作るなどの被害をもたらします。そのため健康を考える上で体内のフリーラジカルをいかに減らすかが、重要課題となります。
酸化しているものを食べるとフリーラジカルが体内で大量発生します。そのフリーラジカルを中和するために抗酸化酵素が使われます。しかしこの酵素が体内で不足すると病気になるのです。
新鮮な食物を食べれば無駄にフリーラジカルが作られない上、体内に抗酸化物質がたまるので好循環となります。
生ものには抗酸化物質の一種でもある酵素がたくさん含まれています。新鮮であればあるほど酵素の量も多く含まれ、時間がたてばたつほど減っていきます。
この酵素はまた加熱すると壊れます。そのため、食べ物はできるだけ生で、かつ新鮮な状態で食べてください。果物は皮ごとそのまま食べる。ジュースなどにしたら保存などせずにすぐに飲むこと。
野菜も生で食べられるものは多いですよね。そのままで食べるのはおいしくない場合もあるし、食べられる量も多くありません。これもジュースにすれば多く摂れます。あるいは漬物にすればおいしく食べられます。
酵素は加熱すると壊れるが、そのかわりに食べられる量が増えるので、食物繊維が多く摂れるというメリットはあります。
魚も本来はお刺身で食べるのが一番いいと言われています。牛肉も新鮮なものであれば、生で食べたほうが酵素が多く摂れます。
自然界の肉食動物も植物を食べませんが、植物動物を生で食べることで酵素を摂っているのです。もっとも、動物性タンパク質はなるべく控えたほうがいいですが。
加熱したほうがおいしい物もあるし、加熱しないと食べられない物もあります。楽しく生きていくというのも大切ですので、絶対に生で食べようとは言いません。
詳しくはこちらも参考に。「免疫力を高める食べ物」
自然に近い状態で育った物を食べる
一般的にスーパーで売られている果物や野菜は虫に食われてなければ、土も付いていない、見た目のきれいなものが多いですね。一年中季節関係なく食べられる野菜などもあります。
短期間で大きくさせられ、大量生産された牛、豚、鶏、魚。どれも自然に栽培、あるいは飼育されたとは思えません。
では何がいけないのか?
農薬はダメ、有機栽培で作った作物を食べよう
虫がついていないということは、虫ですら食べない作物を私たちは食べているのです。虫は小さいので少量の農薬でも命取りになります。私たちはすぐには影響を受けませんが体内には蓄積されます。
農薬がまかれた大地では、本来住んでいる微生物、ミミズが死んでしまいます。養分のない土壌に、栄養があり、命のある作物が作れるわけがありません。栄養がないならまだしも、毒がたっぷり含んだ作物となるわけですから体に有害になって当然。
農薬を使わない、あるいは有機栽培で栽培されたもの、虫に食べられたりして見た目は悪いが、虫が食べられる物ということはそれだけ安全ということです。見た目より実質です。
詳しくはこちらも参考に。
季節に関係なく出回っている作物、つまり温室ハウスで作られたものはダメ
食物は本来、太陽からの紫外線や虫から身を守るためにある物質を生成しています。この物質がいわゆるファイトケミカルと呼ばれる抗酸化物質です。ビニールハウスで栽培されている植物はそのような外的刺激を受けずに育っているので、自然の状態で育った状態よりもファイトケミカルの量が少ない。
加工品とまでは言いませんが、不自然な環境で作られた作物が体に良いと思いますか?
有機栽培かつビニールの助けを借りずに自然の状態で栽培された作物は栄養、ファイトケミカルが豊富に含まれていて当然ですよね。
選ぶ際はなるべく有機栽培で旬のものを選んでください。
有機畜産、天然魚を選ぼう
抗生物質、ホルモン剤などを使わず、放し飼いで飼育している家畜。あるいは汚染されてない海や川で獲れた魚。原理は野菜や果物と一緒です。できるだけ人の手が加えられていない自然な状態で育った家畜や天然の魚には、含まれている毒素が断然少ないと思いませんか?
もちろん獲れた場所よりますけど、工業排水などがたれ流れている側で獲れた魚介類は言うまでもなくダメです。
魚は体に良いと言われています。しかし、水銀が含まれているので、食べるならできるだけ食物連鎖の下の方の魚をオススメします。アジ、サバなどの青魚や小魚などは安くて、栄養価も高いので特にオススメです。
アジ、サバなどの魚はプランクトンを食べているので、マグロなどの大型の魚よりも水銀の含有量が少ないのです。
植物性タンパク質を多く摂るように勧めましたが、お肉、卵、魚なども食べたいと思いますよね。食べたいのに我慢するのもストレスになるので、時々食べる分には健康に別状ないと思います。しかしなるべく有機畜産の肉、有機卵を摂るようにしましょう。
全体食、未精製食品
全体食って聞いて、すぐに何のことかピンと来ますか?
果物だったらできるだけ皮ごと、野菜も葉や皮、米だったら玄米、穀物だったら胚芽を含む精製されてないもの、魚だったら頭から尾まで「全部を食べる」ということです。
果物や野菜の場合は、どうして皮ごと食べることがいいのか?
果物や野菜は皮をむくと色が変わってきますよね。中身が空気に触れると酸化するからです。
皮が中身を酸化から守ってくれているからです。この皮に栄養と抗酸化物質が豊富に含まれているのに、皮を剥いて捨ててしまうことがどれだけもったいないかわかりますか?
穀物の場合、表皮や胚芽にミネラル、タンパク質、ビタミンがバランスよく含まれているので精製されたものではなく、未精製のまま。
小麦粉だったら全粒粉、お米だったら玄米、砂糖、塩も精製されてないもの、いわゆる白いものは体に悪いと思ってください。
大地で採れたものはできるだけそのままの状態、あるいは商品化するまでの過程が少なく、自然に近いものを使ってください。
詳しくはこちらも参考に。
「体にいい食事、ダイエットにいい食べ物なら完全食がオススメ」
「ご飯を食べるなら完全食の玄米、健康によく、ダイエット効果にもオススメ」
一家に一台は欲しい!発芽玄米が簡単に作れる玄米発芽器
日本ニーダー(KNEADER) 玄米発芽器 発芽のちから YC101G
かれこれ10年以上、発芽玄米を食べていますが、ガンの再発を今日まで防げられたのは発芽玄米を食べているからと言っても過言ではありません。もちろん、発芽玄米を食べただけでガンの再発防止ができるとは言っていません。しかし、ガンの再発防止に貢献している主な要因の1つであることには間違いありません。
発芽玄米を食べることがどれくらいのメリットがあるのかわかれば、きっとあなたも今日からご飯を発芽玄米にしようと思うはずです。
毎日でも、自宅で気軽に玄米を発芽させて、食べることができるので嬉しいです。
バランスの摂れた食事
人間の歯は全部で32本あります。そのうち、20本は穀物用の臼歯、八本は野菜や果物の門歯、四本が魚や肉用の犬歯。つまり、人間は穀物を主にして、野菜や果物を食べ、タンパク質は一割食べればいいということになります。
しかし人間の歯の数は今に決まったわけではありません。動物は環境とともに進化していきます。これは私の特論ですが、今の歯の数と歯の種類は大昔に食べていた食事内容の影響で決まったと思っています。穀物も精製されていない硬いものを食べていたわけですから、細かく砕くために20本もの臼歯が必要だったのではないかと思います。
しかし、戦後から今日までの数十年の間に食生活が大きく変わりました。技術の進歩で肉や炭水化物、加工品、ファストフードなどを多くたべるようになりました。また家で調理する時間がなくなり、外で食べることが増えて、食事のバランスが崩れてきています。
人間の歯もいずれは退化し、本数も歯の種類も変わってくるでしょう。精製食品、加工品などの柔らかいものを多く食べるようになり、噛む必要がないのでアゴも退化するでしょう。
昔ながらの食事、玄米、穀物、野菜、大豆、魚中心の食事をバランス良く摂るには時間的にも難しい。炭水化物とタンパク質が多くとりがちの現代社会で、気持ち的に多めの野菜と果物を摂るようにすれば、一日のトータルがちょうど良いバランスになるのではないでしょうか?
食べる時間帯
果物はそのまま生で食べ、遅くとも食事の30分前に食べてください。30分もあれば消化されます。他のものと一緒に食べると果物は最後に消化されるので、その間、胃の中で腐敗し、ガスが発生します。
果物を単独で食べれば、すぐに消化され、栄養素を効率よく摂り入れることができます。果物の消化には負担がかかりません。
一日の中でいつ、何を食べればいいのか?日本では朝ごはんはしっかり摂ることがいいとされますが、典型的な日本食は消化に大変なエネルギーを要します。朝は一日の3サイクルの中の最初のサイクル。排出のサイクルと言われています。
つまり、体から老廃物を処理する時間帯です。排出するのにエネルギー使うため、一般的な食事をすると消化にエネルギーを使われ、うまく排出できず体内に毒素をためることになります。
消化をする必要がない果物を朝食にオススメるのはこういう訳なのです。
夜はもちろん寝る3時間前はなるべく食事しないこと。寝ている間は胃に食物が入っていると体が休まりません。それだけではなく、使われないエネルギーが脂肪に変わるので肥満の原因にもなります。もしどうしてもお腹が空いて、寝付けない場合は果物を食べてください。30分もすれば消化されます。
詳しくはこちらも参考に。
食べる順番
普段の食事でバランスよく食べたほうがいいのは、言われなくても知っていますよね。でもどういう順番で食べればいいのか?
最初は野菜、次はタンパク質、最後に炭水化物の順で食べると野菜に含まれている食物繊維が糖や脂質の吸収を抑えてくれて、血糖値が急に上がりません。
炭水化物を摂りすぎた場合、消費されなかった分は脂肪となって体内に蓄積されます。摂取量を減らす意味でも、最後に食べるのは理にかなっています。
しかも、食事し始めるときは大抵お腹が空いているので、いきなり炭水化物を食べると必要以上に食べることになります。
最初に野菜を食べることでそれを防ぐことができるだけではなく、普段から野菜の摂取量が少ないためこうして最初に食べれば多く摂れます。
詳しくはこちらも参考に。
食べ方
できるだけ有機栽培で作られた野菜、タンパク質、炭水化物の順番でバランスよく、よく噛んで食べる。
よく噛むことで唾液が混ざり消化を助けてくれます。しかもよく噛むことで早食いを防ぐことができ、満腹時間までの食事の量が減ることになります。
サプリメントで抗酸化物質を補給しよう
抗酸化物質は私たちが普段食べている野菜や果物に含まれていますが、一日に食べる量に限界があります。それだけでは大量に発生するフリーラジカルを全部消し去ることは難しいでしょう。そこで抗酸化物質が高濃度に含まれているサプリメントの出番。
さまざまなサプリメントを飲むことで体内に抗酸化物質を大量に摂り入れ、フリーラジカルを退治させ、そして老化の防止へとつながります。
詳しくはこちらも参考に。
「老化を防ぐには、サプリメントでは効果あるのか?サプリが老化対策にいい理由」
まとめ
健康を考える上で食事がもっとも注意しなければいけない部分です。効果が比較的すぐに見えてくるので、積極的に摂り入れてほしいです。
習慣を変えるのは楽ではないかもしれませんが、1つ1つ実行するのはそれほど難しいことではありません。一番簡単にできるものから始めてください。徐々に慣れてきます。
食生活を変えれば別に運動しなくても体重は自然に減っていき、標準体重になります。
私の場合は、朝は果物だけ、昼は野菜中心。外食もするので厳密ではありませんが。
午後にお腹が空いたら、おやつに果物を食べます。
晩御飯は有機発芽玄米と雑穀を主食として、野菜、タンパク質は豆、鶏のささ身か魚が中心です。朝をしっかり食べ、夜を軽くするのが一般的ですが、私は朝、昼は果物、夜に好きなものを家族と楽しく食べることにしています。10年前は今より12キロ以上ありましたが、この方法で一年ほどで今の体重にまで自然に減りました。
このやり方で10年がたちますが体重は高校の頃に戻り、しかも体脂肪は12%を維持しています。
大事なのは楽しみながらすることです。でないと長続きしません。
野菜が不足な方にこちらはどうでしょうか。もちろん新鮮な野菜を摂ることが1番ですが、忙しい人にはオススメです。
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