人は生きていく上で常に呼吸をしなければいけないのに、皮肉にも呼吸によって体に害のあるフリーラジカルが作られます。しかし幸い、フリーラジカルからの攻撃を防ぐ「抗酸化力」も持っています。そのひとつが「抗酸化酵素」と呼ばれる酸化反応に抵抗する物質です。
酵素は体内で作られタンパク質で、ある特定の物質にだけ反応して体の機能を正常に保つよう助ける特徴があります。つまり一種類の抗酸化酵素は一種類のフリーラジカルしか消すことができません。
人が生きていくうえで、持っている抗酸化酵素だけでは取り除くことができない程のフリーラジカルが大量に発生することもあります。たとえば、食べすぎ、激しい運動のしすぎ、ストレス、睡眠不足などです。
40歳前後から体内で作られる抗酸化酵素が年齢とともに減っていきます。つまり、体内で作られる抗酸化酵素だけではフリーラジカルを取り除くには足りなくなってきます。そのためこの頃から老化が始まってくるのです。
そこでそれを補うため食物などから取り入れる「抗酸化物質」が必要となってくるのです。
