幸せとは何か?あなたの幸せをみつけ、人生を楽しむ方法

happy_old_couple人は何のために生まれてくるのか?

哲学になってしまいますが、時々疑問に思います。日本では毎年3万人の人が自分から命を絶っています。生きている価値が見いだせなくなったからなのでしょうけど、やるせない気持ちになります。

自分の周りにも、何人か自殺した親戚、友人、ご近所さんを見てきました。自分も小学生の頃に貧しいベトナム難民だからと言って、いじめにあい辛い時期を過ごしたこともあります。あの頃は死んでしまった方が楽になれる思ったことが何度もありました。

あの頃はまだ子供で、どうすればいいのか考えられるだけ成熟していませんでした。もっとも、中年になってリストラにあい自殺する人も大勢います。考える力がある大人でも自殺をするので、人は追い詰められると思考回路が停止してしまうのかもしれませんね。

人生は楽しいことばかりではありません。つらいこともたくさんあります。それでも、幸福を感じる瞬間は誰にしも持っているはずです。つらいことがあっても、幸せと感じるその瞬間があるからこそ人は生きていけます。

30代、40代は家族のために、子供の成長を間近にみられる喜びがあるからこそ、世の中のお父さんは仕事を頑張れるのではないでしょうか?家族のために犠牲にしているとは言いませんが、自分の時間の大半を仕事と家族のために使っているのは確かでしょう。

一方では会社を興し、大きくすることが楽しく、仕事が苦に思うどころか逆に生きがいと感じている人も世の中にはいます。しかし、それはごく一部の人です。

「自分も一体何のために毎日せっせと働いているのだろうか」と疑問に思う時があります。食べていくために働いている。家族のために働いている。だったら家族など持たずに、自分一人で食べていける分を稼げばいいのだろうかと思ってしまいます。

スポンサーリンク

人は何のために生きているのか?

「人は何のために生きているの?」こんな質問を子供の頃に母親にした記憶があります。我慢をしてまで嫌なことをするような人ではない母はこう答えました。「幸せに生きるためよ」

何を幸せと呼ぶのかはわからないし、「何のため」にという質問に対する答えではない気もします。でもとてもシンプルな答えです。生まれてくるかどうかは本人には選べません。「しかし、生まれてきたら幸せに生きたほうがいいでしょ」というようなニュアンスがあります。

漠然としていますが、苦痛に感じるような人生なら確かに生きていても楽しくありません。

親からもらった1回限りの命です。誰もがいつかは死にます。どうせ死ぬなら、死ぬその瞬間まで幸せに生きたいものです。今は亡き母もきっと私が幸せに生きていることを天国から望んでいるはずです。自分が産んだ子です。幸せに生きることが最高の親孝行でもある気がします。

幸せの定義は?

そもそも、幸せの定義は何か?

誰もが幸せになりたいと思っているはず。しかし、人によって幸せの条件は千差万別。お金持ちになることが幸せと思っている人もいれば、平々凡々と過ごせればよしと思っている人もいる。

人と幸せを比べてはいけない

rich_house自分の幸せを見つける前にまずは不幸にならないためのコツを知っておいてください。幸せの第一条件はまずは誰とも比べないことです。自分が今日、幸せだと感じても誰かと比べた時点であなたは一気に不幸に感じます。自分がどんなに恵まれていても、それ以上に恵まれている人はいます。このことは常に頭に入れておきましょう。

本来、幸せは他人が決めることではないので、自分が幸せと思えばそれで十分なはずです。他人の物差しで図れるのもではありません。しかし、今の世の中は妬みの社会と言っても過言ではありません。隣の芝生は青いとよく言ったものです。

どうしても他人の持っているものの方が立派に見えて羨ましく思う。どこの誰かさんの方が幸せに見えるものです。しかしこれではきりがありません。もちろん妬む気持ちがあるからこそ欲しいものを手に入れようと切磋琢磨に努力でき、人は向上するのだろうけど。

たとえ最初に立てた目標が達成できたとしても、またそれ以上の物が欲しくなる。物によって幸せを得ようとする人はいつまでたっても幸せにはなれない気がします。他人のことは気にせず、「自分は自分」と割り切ることができる人は幸せになる条件を満たしている人だと思います。

「足るを知る」という言葉もよく聞きますよね。人間の欲は底なしです。自分の中で幸せの条件を決めておかないといつまでも追い求め続けるでしょう。今の生活に満足できなければ、何が足りないかを考えましょう。そして、その足りない部分が手に入ったら、もうそれ以上は望まないことです。人と比べずに主観的にみて自分の置かれている環境が恵まれていることを認識する。これだけあれば自分は満足と決める。そして、残りの人生はそれ以上は欲張らずに今の生活の幸せを噛みしめてください。

幸せとは愛だ!

heartsハーバード大学の75年間の研究によると、「人の幸せは何か?」という質問に対して行った調査結果は「幸福とは愛」だったそうです。ありがちな答えな気もしますが。

人は1人では生きていけない。必ず誰かしらと関係を持っています。親子、兄弟姉妹、友達など身近にいる人たちと良い関係を築いているだろうか?

自分の周りを見ていても幸せそうにしている人はまずは性格が穏やかな人が多いように見えます。きっと気性の激しい人は何かしら周りの人と衝突が多いのでしょう。それとは違って性格がおっとりしている人は、何か言われてもけんか腰になることがないからそれ以上には発展しません。

成功している人もやはりまずは誰かのために何かをしてあげています。ギブがまずあります。人間関係も同じ、人のために尽くしてあげている人は感謝もされ、さらに周りにまわって自分に戻ってきます。

人間関係がうまくいくと家庭で、仕事場で、趣味でも、人と関わってくるすべての場面で喜びを感じるものです。仕事場で同僚から好かれていれば同じ仕事でも、楽しく仕事ができます。夫婦げんか、親子げんかなどが絶えない家庭では窮屈すぎて安らぐことがありません。

いくらお金がたくさんあったとしても、1人ではお金を使って贅沢してもむなしいだけです。お金持ちのお年寄りの人たちで寂しく老後を過ごしている方は意外と多いものです。一緒に喜びを分かち合ってくれる人がいる、愛されているからこそ心が満たされるのです。

喜怒哀楽はつきもの

feeling人生は毎日がバラ色ではありません。日々の生活が幸せと思っていても、何かしら嫌ことは起きます。病気やケガ、悲しい出来事、ケンカ、揉め事などさまざまな事が起きます。それでも、それらの出来事は時間がたてば記憶から消えていきます。

問題はそれらの出来事が発生した場合にこの世の終わりと思わないことです。それも人生なのだと割りきり、自分の置かれている立場を客観的に第三者の目で見てください。おそらく平常心を保ってそれらの出来事に対処できることでしょう。

幸せは常にあるわけではないということは知っておいてください。それを知っていると、山あり谷ありの人生の中で毎日が幸せでなくても、また幸せがやってくるのでやり過ごすことができます

自分なりの幸せ見つける

happy_family_2

幸せを見つけるためにはまず次の3つを覚えておいてください。

人のために生きることはとても高尚な行為です。しかし、少しぐらいワガママになってもいいのでは?

子供が成長し、大学か社会人になった頃の50歳からは自分のために生きてみてはどうですか?

趣味でも、生きがいでもいいでしょう。食べることが好きなら、駅弁めぐりでも、グルメ旅行でもいいでしょう。旅が好きなら、世界一周旅行でもいいです。「この瞬間に幸せを感じる」と思うことを見つけてみましょう。自分の過去を振り返ってみてください。子供の頃でもいいです。楽しかった思い出が何かあったはずです。子供の頃の夢でもいいでしょう。

それは1つでなくてもいいです。たくさんあればあるほどいいでしょう。リタイアするまでの期間、もちろんリタイアした後でもいいです。どんな時に、何をしている時に自分が幸せだと感じるか、時間をかけて見つけてください。

人は幸せを感じるからこそ、生きていける。そしてその瞬間に生命力が湧いてくるのだと思います。自分の価値観でもって、人がなんと言おうと、どう思われようと、自分が満足していればそれはあなたの幸せなのです。

あなたの喜び、楽しいと思う気持ちを家族、友人などあなたの愛する人たちと分かち合ってください。もっと幸せを感じることでしょう。

幸せに生きていれば生命力にあふれ、きっと健康で長生きできるだろうと確信しています。

それでも、もしあなたが心の病で「うつ病」になっているか、または精神的につらいと感じていて「うつ病」になりそうなら、そちらのプロのアドバイスを受けてみては?

ストレス、心の病をあなどってはいけません。私自身が何よりも、心の病気に一番注意しています。体の健康を考える前に、心のケアに集中してください。

参考までにこちらのサイトを覗いて見てください。

スポンサーリンク