回想記 7:肝臓が回復したのはこれらの食べ物のおかげ、「豆料理、にんにく、青汁」編

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納豆、たまねぎ入りで、血液サラサラに

肝臓が肝硬変一歩手前まで悪化していた頃、胃カメラによる検査で小さな食道静脈瘤が見つかりました。主治医からのアドバイスは「破裂する恐れがあるので、気をつけてください。破裂したらすぐに病院に来るように。」だけ。「当たり前だろう!」と叫びたいところですが、ここでも我慢します。

本来は破裂しないようなアドバイスをするべきだと思うのですが。西欧医学は病気の専門で、病気になった時に役に立ちますが、病気の予防には関心がないのでしょうか?

担当医に食ってかかってもしょうがないので、静脈瘤が破裂しないようにするためにはどうすればいいのか自分で調べることにしました。

その結果、血管を詰まらせないようにするには、血管を丈夫にするか血液をサラサラにすればいいとわかりました。

そこで、肝臓病患者にオススメなのが納豆!

早速、納豆を大量に買ってきて、冷凍保存していました。日本にいる時と違って、ヨーロッパでは簡単には手に入りません。隣国から月に一回、日本食品を配達してくれるので、その時に買いだめしておきます。

そして、毎日食べていました。納豆が肝臓にはいいのは、大豆食品で良質なタンパク質が含まれているからだけではありません。納豆にはナットウキナーゼと呼ばれる酵素があります。このナットウキナーゼは血中の中性脂肪を減らしてくれるため、血液をサラサラにしたい人にはもってこいです。

納豆は血栓を溶かす作用もあります。血栓は朝方にできやすいので、晩御飯に納豆を食べることで寝ている間に心筋梗塞、脳梗塞がおこるリスクを抑えられます。

この頃、玉ねぎも血液をサラサラにしてくれる作用があるとわかりました。納豆と玉ねぎを一緒に混ぜることで、血液サラサラのゴールデンコンビが出来上がることも知ります。玉ねぎは混ぜる前にみじん切りにして、15分ほど置いておきます。切ることで細胞がくずれ、有効な成分に変わり、効果が上がるからです。

雑穀入り発芽玄米に自家製の小魚ふりかけを混ぜ、さらに玉ねぎ入りの納豆をかければ超栄養満点の納豆丼が出来上がりです。手術後の1,2年間はひんぱんに食べていました。

肝臓が回復して、ほぼ正常の状態になったので食道静脈瘤が破裂する心配もしていません。そのため、今では昔ほど毎日のように納豆を食べなくなりました。せいぜい週に2回ぐらいでしょうか。玉ねぎを切って混ぜることもしていません。自分の食生活が全般にわたって改善されたので、そこまで神経質に細かいことまで気をつける必要がなくなったのです。

他にも食べたいものもあるので、味無視の健康優先の食事ではなく、健康重視のおいしい食事を作るようにしています。

長寿の秘訣はにんにくにあり?

にんにくは健康によく、またはスタミナがつくと認識されています。長生きする秘訣はにんにくを毎日食べるからだと言うお年寄りもたくさんいます。

にんにくが健康にいいのは間違いないようでが、どのような効用があるのかを知っている人は少ないでしょう。自分が毎日のように、にんにくを食べるようになったきっかけは肝臓にいいからというよりも、長生きしているお年寄りが食べていことを本で読んで知ったからです。

実は、にんにくは肝臓にもいいらしいことをネットで調べてわかったのは後になってです。

では、にんにくの肝臓に対してどのような効能があるのか?

  • 糖質の代謝促進
  • 抗酸化作用
  • 抗菌・殺菌作用

これらの効能が肝機能の負担を軽くしてくれるため、肝臓にいいらしい。

私はそれを知ってから、にんにくを毎日食べるようにしました。にんにくは生のままで食べると体に毒なので、火を通す必要があります。にんにくを食べるために、毎日のように皮を剥いて、火を通すのは大変ですよね。なので、たくさん作りおきすることにしました。

にんにくの味噌漬けとしょうゆ漬けの両方を試しましたが、ヨーロッパでは味噌が貴重なので最終的にしょうゆ漬けだけにしました。

私の場合は大量に剥いたにんにくを半分に切って、しょうゆで煮ます。冷まして、それから熱湯消毒したビンに入れて冷蔵庫に保存しておきます。これなら、食べたい時にすぐに食べられます。食事の時に1,2粒を取り出して、そのままでもよし、ご飯にのせて食べてもよし。余ったしょうゆはチャーハンか野菜炒めに使うといいでしょう。とてもいい味が出ますよ。

にんにくは健康にいいのですが、口が臭くなるのが気になります。ゲップをするとなお臭い。もっとも、健康が優先なので、どんなに臭くても食べるようにしています。しかし、食べるのは夜だけ。外出する前は絶対に食べません。どんなにウガイをしても、歯を磨いても匂います。

タンパク質を摂るなら豆腐、豆乳、豆料理がオススメ

最初に肝炎が発症した時、肝臓の回復には高タンパク質がいいと聞いて真っ先に思い浮かんだのは豆乳でした。豆乳ならいつでも、どこでも簡単に飲めます。発症してから数値が安定するまでの間、毎日1.5リットルの豆乳を飲んでいました。家にいる時はもちろん、しばらくしてから仕事に復帰しても豆乳を持って行って水代わりに飲んでいました。

植物性のタンパク質を摂るには豆類をたくさん食べるのが1番適していますよね。日本もそうですが、世界中で長生きしている人たちの食生活をみると、どこもよく豆類を食べます。

順調に肝機能が正常に回復したのは、豆乳を毎日飲んだおかげかどうかはわかりません。何も根拠がないので、言い切れません。しかし、少なくとも回復する手助けの1つにはなったと思います。

それ以来、豆乳をはじめ、豆腐、納豆を日常的に食べるようになりました。豆乳は初期の頃は手間暇をかけて、大豆をミキサーにかけて一から作っていました。余ったおからは、捨てるのがもったいないのでハンバーグやうの花などにして食べていました。

あの頃は必死だったので時間がかかってもいいから、自分ができることは何でもトライしました。今では、肝臓がほぼ正常の状態にまで回復したので、面倒なことはやめて市販の豆乳、豆腐を買ってきます。長続きできる健康法だけを取り入れるようにしています。

野菜不足には青汁が手軽

一般的に大人は1日に350グラムの野菜を食べることを奨励されています。しかし、日常生活が忙しいために栄養バランスのとれた食事を作る時間がなくなっています。特に、一人暮らしの人は炭水化物だけの簡単な食事ですませる人もいます。これでは野菜不足になるのも当然。

野菜不足が原因で引き起こす体調不良、健康への悪影響などをメデイアが取り上げています。そこで、野菜不足を補うには青汁はとても手軽な商品だと紹介しています。肝臓がんの再発を予防するために、健康によいとされるものはなんでもトライしていました。青汁もその1つです。

もっとも、私の場合は青汁を飲むのは野菜不足だからではありません。食生活を見直してからは、野菜をたくさんたべるようにしているので1日に軽く350グラムは食べています。ただ、健康によいとされるものはできる限り食生活に取り入れたかったのです。今できることをしておかないと、後で後悔するのが嫌だったので。

日本に一時帰国する時にまとめて大量の無添加(有機栽培)の青汁を買ってきます。1日に一袋の青汁に豆乳を混ぜて飲んでいました。少し苦いので、正直言っておいしいとは言えません。そこで、はちみつを入れてみました。これが大当たりで、はちみつが入ると一気においしくなります。

思いつきで作った「青汁+豆乳+はちみつ」ドリンクはとても栄養満点。今ならインターネットで調べれば、青汁がいかに素晴らしいか、豆乳がどれだけ美容にいいかすぐにわかります。はちみつも酵素がたくさん含まれ、自然が創り出した天然サプリメント。それぞれを別々に食べても健康によいのに、欲張って全部一緒に混ぜて食べることで相乗効果が期待できます。

青汁にもいろいろな種類がありますが、私が選ぶ時に特に注意したのは有機栽培であること、ケールを使っていること。この2つの条件を満たすものだけを選びました。

なぜケールがいいのか?

ただ単純にネットで「ケールは緑黄色野菜の王様」だと呼ばれるほど栄養価が高いと知ったからです。他にも明日葉、大麦若葉なども青汁に使われています。一種類だけの青汁よりも、数種類が入っている青汁なんかがあれば1番いいと思うのですが。ビタミンを一種類だけ摂るよりも、マルチビタミンの方が効率よく効果がありますよね、それと同じ理屈です。

私が今でも使っているサプリメント

肝炎が発症した当初から今日まで、10年以上使っているアメリカン産の製品で販売元はこちら、The synergy company 。ヨーロッパ在住なので、ヨーロッパの支店から購入しています。では、なぜこの会社のサプリメントにしたか?

創設者自信が交通事故に遭い、もう二度と歩けなくなると医者から見放されました。それでも諦めずに、自然治癒力を高め、自力で完治させた経緯があるからです。病気で悩んでいた時に、自分もひょっとしたら彼みたいに完治できるかもしれないという思いから飲み始めました。

この二種類のサプリメントと日本の妻の実家から取り寄せてもらった青汁。

さらに、老化現象を抑制するのにコエンザイムQ10を同時に摂ることをオススメします。

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