回想記 8:がん再発予防のための食事、「果物」編

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ガンの再発予防にしたこと

初めの方は肝臓の回復を助ける目的で食生活を見直していましたが、ガンの摘出手術をした後は、ガンの再発をどうすれば防げるのかが1番の課題となりました。ガンができた事、手術をしたことは友達には話していないので、相談にのってくれる人がいません。結局は、自力でいろいろなサイトを調べ、たくさんの本を買ってきて研究するしかありませんでした。

老化やガンの原因はフリーラジカルが細胞を傷つけているからで、ガンを阻止するには抗酸化作用の強いものを食べ、フリーラジカルによる細胞への攻撃を阻止することがオススメだと、どの本にも書かれています。

一番影響を受けた本は、医者自信にガンができ、どのようにガンと戦い、再発防止のために実行してきたことなどが書かれた本です。ガンを発生させないためには何をするべきかが具体的に書かれています。

特に興味深いのが、抗酸化作用の強い食べ物がリストアップされていて、それらがどれだけガン細胞に対して効果があるのかが説明されています。

大まかに書くと以下の食品がガン予防に特に効果があるらしいです。

  • にんにく、ターメリック、しょうが
  • きのこ類
  • ベリー類
  • スプラウト
  • かんきつ類
  • 果物
  • 野菜
  • 豆類
  • ハーブ
  • 海藻
  • 黒チョコレート

大地から採れた物が多いことがわかると思います。一種類の物を食べるよりも、これらを毎食ごとにできるだけ多くを同時に摂ることが望ましいと、この本の筆者は言っています。

そう言われれば、すぐに実践に移すのが私。

肝臓の回復だけを目指していた食生活よりもさらにパワーアップさせました。この筆者がオススメする食べ物をメインに、その後も新しい知識を得る度に自分の日常生活に取り入れていきます。

今振り返ると、まあたくさんの事に挑戦したなと思います。「背水の陣」の気持ちもあって、毎日が必死だったのでしょうね。肝ガンの摘出手術をしてから十数年がたち、なんとかここまで生存できたのはこれらの努力があったからと自信を持って言えます。

たくさんの事に挑戦し過ぎたこともあり、今では時間がかかることや、面倒なこと、お金がかかることはやめています。あるいはお金で解決できる事や、比較的に安く済ませられる方法がある場合は、そっちの方を選びます。長続きできなければ意味がないので、シンプルかつ効率のよい方法を見つけることが長続きするコツだということがわかりました。

これから、自分がガンの予防に有効だと思われる食べ物を試したものを一つ一つ紹介しようと思います。

身の回りにある発がん性物質が含まれている製品は避け、できるだけ自然製品、オーガニックフードに徹する

ガン細胞の攻撃から身を守るには、当たり前ですがまずはガン細胞を発生させないこと。そのためには、ガンが発生する原因の1つである発がん性物質をなるべく避けることが大事です。有害物質から自分の体を守ることが1番最初にするべきでしょう。

いかに有害物質を避ける努力をしても100%避けることはもちろん不可能です。

ガン細胞ができても、自身の免疫力か、または体内に取り入れた抗酸化物質にガン細胞を退治してもらうことになります。

結局のところ、なるべくガン細胞を生させないことと、ガン細胞が発生しても退治できるだけの強い免疫力を持つことが肝心というわけです。

たくさんの本を読んだり、サイトで調べたことで、今まで食べていた食品や普段から使っている身の回りの製品に農薬や有害物質が含まれ、身体にとても有害である可能性が高いと知りました。

例えば、

  • 農薬を使って栽培されて、虫も食べないような野菜、果物
  • 何ヶ月間も腐らない食品
  • 色鮮やかで、形が整っていて、きれいな食材
  • 原料が何かわからなくなってしまっている加工品
  • 泡立ちの良いシャンプー、歯磨き粉
  • アルミニウム、サランラップ、洗剤、デオドロンなどの化学製品

人間によって作られ、自然からほど遠い食品、製品ほど身体に有害の可能性が高いと思われます。普段使っている歯磨き粉やシャンプーは大手が製造した製品。しかし、それらが身体に有害の疑いがある物質が含まれているかもしれないなんて、普通は考えません。もちろん、少し食べる、使うだけでは実感できるほどの病気になるわけでもありません。目に見えるわけでもありません。

しかし、過去の事例と研究でわかっていることはやはり信じるべきだと思います。テレビのCMやマーケティングを鵜呑みにして受け入れるよりも、少しは疑って自分の頭で考える習慣を身につけたほうがいいでしょう。

そういうわけで、食品から日常生活用品までできるだけ無農薬、有機栽培、人体に無害な製品、なるべく自然に近い状態の商品を使うようになりました。さいわい、ヨーロッパにはオーガニック専門店が充実しています。

値段はスーパーで売っている商品に比べたら2、3倍はしますが、今の時点でケチったことで、後々になって病気になったら後悔します。逆に将来、高い医療費を払うことになりかねません。

少し高い値段を払うことで健康が維持できるのなら、長い目で見ればむしろ安いものです。将来も健康でい続けるためにする投資だと思っています。

以来、我が家では食べるもの、日常生活用品はオーガニックショップでできるだけ購入しています。

果物

11個のリンゴは医者を遠ざける」という言葉をよく聞きますよね。りんごだけを指して言っているわけではなく野菜、果物全般を食べることが健康によい効果をもたらすという意味です。

ヨーロッパでも「野菜、果物を合わせて1日に5個は食べましょう」と国民に奨励しています。日本では「1日に350グラムの野菜を摂りましょう」と言っているのと同じことですよね。理屈ではわかっていても実際に行動に移す人は、そう多くはいません。特に日本では外食するとご飯もの、麺類などが多く、炭水化物をたくさん摂っているイメージがあります。

意識して野菜、果物を食べようとしないと、炭水化物だけの食事になりかねません。食べる機会は自分から積極的に作らないといけません。

日本では野菜は手頃な値段で買えますが、果物にいたっては高くて買う気がしません。ヨーロッパではオーガニックのりんごは600円と少し高めですが、スーパーでは一キロあたり300円で売っています。日本に一時帰国する際、スーパーで果物を買おうとするのですが、どうしてもヨーロッパと比べて高いので買う量を控えてしまいます。

さいわいな事に、ヨーロッパでは日本よりも安く野菜、果物が手に入ります。もちろん、オーガニック商品だと高くつきますが。そもそも、日本でオーガニックショップを探すのは至難の業です。それに引き換え、ヨーロッパはオーガニック先進国。オーガニック専門店はもちろん、普通のスーパーでもオーガニックコーナーを作ってあります。

我が家では週に一度、オーガニック専門店から野菜、果物を大量に買っています。

私が1日に消費する果物の量は10個位。りんご、洋梨、オレンジ、グレープフルーツ、キウイ、バナナは一年中を通して食べています。季節ごとに、柿、マンゴー、パパイヤ、ネクタリン、プルーンなども食べます。

朝だけで6,7個は食べ、午後のおやつにまた3個くらい食べます。皮に抗酸化物質が一番多く含まれているので、果物は皮ごと食べられるものはそのまま食べます。

ちなみに、果物を食べる時は果物以外の物は一緒に食べません。特に朝食は果物だけにしています。どうしてかって?

それは、朝は排出のサイクルで、排出に大量のエネルギーを使うためです。消化によい果物を食べることで排出に必要なエネルギーを節約しているのです。

一般的に朝食をしっかりとることが健康に良いとされていますが、それとは全く違った方法をとっています。朝食をしっかり摂ると午前中に眠くなることがありませんか?

ただでさえ、排出にエネルギーが使われているのに、さらに消化にもエネルギーが使われているからです。

不足がちの果物を摂るには朝食に少なくとも2、3個は食べましょう。消化がいいので、すぐにおなかが空きますが、また食べればいいのです。果物は糖分が高いので食べ過ぎは禁物という人もいますが、私はそうは思いません。果物はいくら食べてもいいという医者もいます。

もし、果物の大量摂取が危険であるのなら、定期的な血液検査の結果でなにか異常が見つかるはずですが、そうではありません。しかも、ガン細胞は糖分をエサとして大きくなるわけだから、本来なら果物の大量摂取が糖分の大量摂取と同じであるなら、今頃はガンが再発しているか、糖尿病にかかっていてもおかしくないはずです。

私は医者ではないので、はっきりとした根拠はありませんし、医学的に証明することはできません。しかし、実際は違って私はいたって健康です。そのことを私自身が証明しています。

個人差もあると思いますので、私のまねをして果物を大量に食べた結果、体調を悪くしても責任はとれませんので、あしからず。

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