子と孫の接し方、親子関係はこうして構築

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親子関係の構築

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ここでは子供がいるという前提で話をします。健康でいるためには、生活習慣の改善はもちろんですが、人は一人では生きていけません。友人関係、夫婦関係もそうですが、親子関係も老後を幸せに過ごせるかどうかに大きく関わってきます。

年を取って、子供、孫から愛されて家族の中で過ごすのと、邪魔扱いをされて一人で孤独で過ごすのとどっちがいいか?

自分が年を取って、伴侶に先に立たれたとき、最後に頼れるのは自分の子供達です。苦労して育てた子供だから、子供が親の面倒を見るのが当然というのは一昔です。どんなに苦労して育てた子供でも、嫌われたらそっぽを向かれて面倒を見てもらえません。

老後から子供達と良い関係を築こうとしても遅いです。親子関係は生まれたときから始まっています。小さいときから子供達とよく接し、遊び、話を聞いてあげ、お互いの信頼関係を築くことが大事です。

一緒に過ごす時間の積み重ねが親子の絆を強くする

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私自身の年齢はまだ40代前半で、10年後、20年後に子どもたちとどのような関係でいるのか想像がつきません。子どもたちが生まれてから10年以上が経ちます。平日は夕方7時には家に帰っているので、毎晩家族で食事をとるし、週末はテニスやサイクリング、散歩などをして家族で過ごしています。

一緒に過ごす時間が多いので家族の会話は弾みます。食事中は学校での1日の出来事を子どもたちがそれぞれ話してくれます。手前味噌ですが、子どもたちは素直に育ってくれたと思っています。

もちろん、姉妹げんか、親子げんかは良くします。私は適度なケンカはお互いを理解する上でむしろ必要なことだと思っています。言いたくても何も言わない冷めた家庭よりも、言いたいことははっきり言い、言った後はすぐにケロッとするような家庭が理想かと思います。

ちなみに我が家のどの点に満足しているか?

  • 言いたいことが言える
  • 嫌こともはっきり伝えられる
  • 逆に褒めるべきことはちゃんと褒める
  • 家族で楽しい会話ができる
  • 一緒にスポーツ、特にテニス、スキーを楽しめる
  • 家族旅行をする
  • 時々、一緒に料理をする
  • 家事を手伝ってくれる

家族で過ごすことが楽しいと思えることがとても嬉しいです。もっともそれは親の意見であって、子どもたちがどう思っているのかは知りません。少なからず、嫌がっている感じでもないので良しとしましょう。親よりも友達と一緒に過ごす方がいいという時期がいずれは訪れるでしょうけど。

子供が成長する上で親から離れて自分たちの時間、空間を持ちたくなるのはむしろ健全なことなこと。今はまだパパになついてきますが、思春期を迎える頃には逆に嫌われる存在となっているかもしれません。それでも、思春期が過ぎればまた親との関係が修復されるはずです。小さい頃に一緒に過ごした楽しい思い出を子供は覚えているからです。

親が子に残してあげられるものは知的財産

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「親が子に残してあげられるものは何か?」と聞かれれば迷わず私は「教育です」とはっきり言えます。

資産家は自分の代で綺麗さっぱり使い切れるものではないので、自分たちが亡くなればい資産は子供達に残ります。

しかし、一般庶民は違います。子供に残してあげられるお金は大した金額ではありません。たとえあったとしても自分たちが亡くなった後に残すのではなく、まだ生きている間に子供や孫に使うべきです。

私は「お父さんとお母さんは自分たちが稼いだお金は使い切るから」と子供達にはしょっちゅう言い聞かせています。残してあげられるものは教育だけだと。お金は残してもいずれは使い切ります。しかし、教育をつけ自分たちでお金を稼げるだけの力を身につければ、お金がなくなっても平気です。また自力で稼げます。

教育というのは本当に大事だなことだと、この年齢になるとよく実感します。「アリとキリギリス」のお話と同じです。子供の頃、若い頃にしっかり教育を受けた人たちはその後、豊かな人生を送っています。逆に学生の頃に勉学をおろそかにした人達は大人になってから苦労しているなと感じます。

教育は投資

親がしてあげられるのは子供達には教育に必要とするお金は惜しまないことです。それは、学費だけではなく、音楽、スポーツなどの習い事や知的につながる費用であれば何でもです。子供達にはお金だけではなく時間もできるだけ使ってあげましょう。学校の勉強を見てあげるのはもちろん、しつけや社会について親の価値観で構わないので教えてあげましょう。学校、習い事への送り迎えなども億劫にならずに、できるだけ子供達のために時間をかけましょう。

子供が一人前の大人に成長するまではお金と時間は投資だと思っています。きっと投資した分は子供が取り戻します。親は直接お金としてリターンを期待するのではなく、喜びとして返ってくることを望みましょう。もちろん、子供がお金持ちにでもなろうものなら、親に贅沢させてくれるかもしれませんが。

どうせ使うのなら、子供が若いうちに使ってあげた方がお互いのためになるし、大人になった時に感謝されます。自分が年をとってから安心してリタイアできるのは金銭面だけではありません。子供が一人前に自立して、親が子供に対して心配しなくて済むようになってからです。

これが逆にいくつになっても親のすねをかじるような子に育ったら、自分たちが老後のために貯めたお金がなくなってしまいます。子供が悩みのタネでいたら、ストレスの元となります。そうならないためにも、どのように子供と接すればいいのか考えましょう。

子供の頃の接し方

Reading_Books子供が生まれてから大人になるまでの20年間、親の役目は1つ。子供が自立できるように育てること。自分で稼いで食べていけるようになることです。しかしこれでは親子関係の良し悪しは関係ないですよね。どんなに社会的に立派に育っても親と仲が悪ければ、自分の子として育てた意味がありません。それなら他人の子となんら変わりありません。

どうせなら自分たちが亡くなる時に子どもたちが「お父さんとお母さんの子で良かった」と言ってもらえるような関係でありたいです。

そのためにも私は子供の教育を考える上で次の3つのことを目標にしています。

  1. 子供との信頼関係を作る
  2. 子供の自主性を育てる
  3. 子供に人生の楽しさを知ってもらうこと

それぞれの目標をどうやって達成させればいいのか見てみましょう。

信頼関係を作る

  • 約束は守る:子供には常にウソはつくなと言いかせています。人から信頼を得るには徳をたくさん積まないといけない。しかし、一回でもウソをついたら今まで積んできた徳は全部パーになると。親とした約束は守らせていますが、親もまた子供とした約束は破らずにちゃんと守りましょう。口先だけで親がちゃんと約束は守らなければ、何を言っても子供は聞かなくなります。
  • 子供に対して変な意地は張らずに素直でいよう:子供が成長すればいずれ親に反抗するようになります。最近では子供の言っていることの方があっていることがしばしばあります。まだ子供だからといって甘く見てはいけません。

インターネットのおかげで、子供達はもの凄い速いスピードで情報を得ています。おまけに知恵もついてきて大人顔負けの説得力を持っています。もし、子供の言っていることが正しいと思えば親は意地を張らずに素直に認めましょう。もし、そこで親が変な意地を張れば次から子供に何も言われなくなります。ひょっとしたら無視されることもあるかもしれません。

  • 子供の話を聞いてあげること:人から好意を持ってもらうにはどうすればいいか?簡単です。相手を褒めるか、話しを聞いてあげることです。子供に媚を売って好かれるようになれとは言っていません。子供は話すのが好きです。学校から帰ってきたらその日1日、学校で起きたことを楽しそうに話します。親はただ聞いてあげれば良いのです。親が忙しいことを理由に子供を邪魔扱いすれば、子供はもう親に話さなくなります。どんな時でも親は子供の話を聞いてあげること、相談にのってあげることです。

我が家では夕ご飯は家族で一緒に食べるようにしています。その食事中ではまず、その日の1日の出来事を一人一人に話させます。話題の中から親が質問したり、違う話題も持ち出したり、その中で親の価値観でもって物事の良し悪しを子供に説明してあげるのです。もちろん、子供の意見も聞きます。

このように子供の頃から親とは何でもで話せる、気軽に話せる、相談にものってくれるという気持ちを持って欲しいのです。

  • 子供のために時間を割いてあげる:親子の距離は一緒に過ごした時間の量に比例します。つまり、一緒に過ごした時間の量が多ければ多いほど、親子の距離は縮まります。子供のためにお弁当の準備、学校や習い事への送り迎え、宿題の手伝い。子供のためにしてあげられることはいくらでもあります。子供に頼まれたら、惜しまずに子供のために時間を使ってあげましょう。子供が親を必要としている時に、親はいつも子供のそばにいるという安心感があります。何かあっても親は子供の味方だということが自然と伝わるはずです。子供と一緒に過ごせる時間は限られています。今過ごさなければいつ過ごすのだろうか?

自主性を育てる

責任を持たせる。余計なお節介は控えて、失敗してもいいからやらせて、じっと見守ろう。注意しなければいけないのは世の中のルールを教えておくことです。学校で、家の中で、外で「していいことと、してはいけないこと」をちゃんと子供の頃から教えておくことです。

その役割は本来は父親の役だと思っています。仕事をしている時間が長い分、世の中の一般常識や社会問題には母親よりも詳しいと思います。おまけに男性の方が一般的に物事を論理的に説明するのが得意です。

子供に社会のルールを普段の会話の中で教えておくことで、子供が何かを判断する時に親に教えてもらったモラルとルールでもって客観的に判断できるようになるでしょう。たとえその判断が最終的に間違っていたとしても、親はその判断を尊重する姿勢は崩さないこと。

親はいつの時でも子供の味方だということを子供にちゃんと伝えておくことです。親のこの姿勢で子供に自主性が育つのではないでしょうか?

親が人生を楽しんでいるところを見せる、夢を語ることで人生は素晴らしいものだと知ってもらう

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親は自分を犠牲にしてでも子供のためにすることが美徳だと思われますが、一歩間違えると子供にとってはプレッシャーになりかねません。その期待に答えられないと思うと子供は苦しむことになります。

もちろん親は子供のために時間を割いて、子供のために労力は惜しむべきではありません。しかし、親が100%子供のためにしか頭にない、親が自分のために犠牲になっているとわかると子供は重く感じます。親はむしろ好きなことして、人生を謳歌しているところを見せてあげた方がいいのではないでしょうか? その上で子供に尽くしてあげる。

もちろん、親のやりたいことと、子供のスケジュールが重なった時は親は自分の時間を削ってでも子供のスケジュールを優先した方がいいでしょう。

親が趣味に没頭しているところを見せましょう。楽しそうに料理を作るでもいいでしょう。親が友達と会って楽しそうに笑っている。そうやって親が充実した毎日を送っているのを子供が見れば、世の中は楽しい場所だ、人生は楽しいものだと思うようになります

逆に親が毎日不平不満ばかりを言っている、夜遅く疲れた顔して帰ってくれば子供はそれを見てどう思うだろうか?「一生懸命に勉強しても将来は自分のあのようになるのかな?」と思うでしょう。そうなれば子供はやる気をなくしまします。

親がどんなにやかましく言っても全く説得力がないでしょう。「子供は親の背中を見て育つ」とよく言ったものです。親の普段の行動、生活態度、人生に対する姿勢を子供はよく見ています。

夢を子供に語ってあげていますか?

毎日を惰性で淡々と過ごしているだけで、将来はどうしたいか考える時間がありますか?

私ははっきりと自分の夢を持っています。50歳で本業の仕事を辞めて、ネットビジネス、不動産、株などで不労所得を得る。そして、アジアとヨーロッパにそれぞれ拠点を置き、半年ごとに季節のいい時に行き来する。その間はパソコン1つを持ち歩き、滞在先でサイト作りをする。それも、人のために役立てるサイトを作ること。

ささいな夢かもしれません。それでも私は毎日その夢が実現できるように、今の自分に何ができるかを考えています。

私がどうして不動産を買っているのか、どうして毎日パソコンに向かってサイトを作っているのかを子供たちにも話しています。私が毎日楽しそうに趣味に没頭しているのを見ています。私自身が楽しそうに毎日を過ごしているのを見れば、子供たち自身も将来はきっと楽しいものになるだろうと思うでしょう

大人になってからの接し方

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まだ子供が小さい頃は何かと親が子供に教える、あるいは親の主張を子供に強制する場合もあったはずです。しかし、「老いては子に従え」という言葉があるように、子供の成長とともに親の子に対する姿勢も変えるべきでしょう。

時代の流れの先を読む力は、子の方が優れています。親が子供から学ぶことが多くなるでしょう。親は威厳は持つべきでしょうが変なプライドは持たず、子が正しいと思えば素直に認め、子供の話に耳を傾けましょう

年を取れば親は子供の世話になります。ここで自我を全面に出して、子供と戦えば子は離れていきます。いいことありません。

孫との接し方

grand_childrenどんなに自分の子はかわいいと思っても、大人になればそのかわいさも薄れてきます。しかし、子供はいずれ結婚し子供を産みます。そこで、大望の孫の登場です。昔の我が子を思い出し、「孫は目の中に入れても痛くない」と言われるほど孫をかわいがります。

ここで、あくまでも孫の親であるこの存在を忘れないようにしましょう。子のしつけ方、教育方針などを見て親はもどかしさを感じると思います。それでも、相談に乗ってこない限りは口出しをしないことです。

孫の監督責任者はその親であることは常に頭に入れておきましょう。口やかましく言えば、煙たがられます。孫に会いたくてもお婿さん、お嫁さんに嫌がられたら会わせてもらえないかもしれません。

祖父母は孫がかわいいあまり、甘やかしてしまう傾向にあります。なんでも孫が欲しければ買い与える。一見、孫のためにしてあげているように見えますが、孫の笑顔が見たいがために買ってあげている気がしませんか?じいじやばあばの自己満足になりかねません。

孫と一緒に遊んであげる。祖父母の包容力で包んであげる感じで、接してあげればいいのではないでしょうか?

お金の使い道はただ単に物を買い与えるだけではありません。教育費の資金援助などが1番意義のるお金の使いみちだと思います。子のためにしてあげた知的財産を残すことを、同じように孫にもしてあげればいいのです。

子にも孫にも喜ばれるし、孫の成長に自分も貢献しているという満足感が得られます。

まとめ

基本は親が子供とどれだけ一緒に過ごしているかどうか、どれだけ愛情を注いできたかで親子関係は決まってきます。花を育てるのと同じです。太陽にあてる、水をあげる、雑草を取り除くなどして手間を掛けて育てる。日に当たりすぎても、水をあげ過ぎてもダメ。よく観察してバランスよく与える。そんな感じがします。

それから、「子供が成長し、独立したから親の役目はこれでおしまい!」と思っていませんか?

親は人生経験が豊富です。子供や孫がまだ通っていない道を通っています。子や孫が大変な時期を知っているはずです。自分から率先して援助の申し出をしてみてはどうでしょう?資金援助だけではなく、孫を預かる、家事の手伝いをしてあげるなどでもいいです。

私は子には親孝行をしてほしいとは特に願っているわけではありません。ただ単に子と孫と一緒に楽しく過ごしたい。ただそれだけを望んでいます。自分が今できることは子孝行、孫はまだいませんが孫孝行することだと思っています。そうすればいずれは子も親孝行、孫もじいじとばあばを慕ってくれることでしょう。まさに、私が理想としている家族像です。

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